吉本新喜劇で、間寛平さん演じる、杖を振り回す老人。
あれを見るたび、人間、長生きしたら、役割とか名誉とか金とかから解き放たれて、たんにイキモンとして生きたいもんだ、と思います。
で、先日、そんな、人生のくびきから自らを解き放った老人、見つけました。
梅原猛さん、78歳、哲学者。
梅原さんといえば、『隠された十字架』や『水底の歌』など古代日本についての著作で有名です。テレビや雑誌などメディアにもよく登場し、スーパー歌舞伎「ヤマトタケル」も話題になりました。日本の歴史にうごめく怨霊の思想をとりつかれたように発掘した猛者です。
で、梅原御大、ここんとこ、スーパー狂言なるものに取り組んでおられるようで。
「ムツゴロウ」
「クローン人間ナマシマ」
「王様と恐竜」
の三部作。公演はもうすんじゃったんで、ちょっと遅れた話題になりますが。


美術・衣装・ポスターを横尾忠則氏が担当。
なんかアートおたくの高校生が作った横尾忠則風のポスター(失敗作)みたいになってます。
横尾氏、なまってます(いい意味で)。
クローン人間ナマシマは、ミスターをモデルにした科学風刺劇。素敵な題名。何度も発音したくなります。
ストーリー。東京ジャイガンツは、主力選手がメジャーに流出し、戦力を補うため、かつての名選手、ナマシマ監督のクローンを作ることに。しかし、いざ出来上がってみると、全員が四番サードを主張しててんやわんやに。
どうなんですかね(by福田官房長官)。
権力・科学文明を風刺する…てことになってます。でも、風刺を口実に、老人がやりたい放題やっているとしか見えんです。耄碌してます(いい意味で)。


横尾氏、衣装も、たるんでます(いい意味で)。
ジャイアンツのユニフォームにハカマ。
恐竜はいいですね。休日のスーパーで子供に大好評な感じです。これって、最後はウンコで終わる話なんですけど、どんな風に演出するのでしょう。怖い。
とはいえ、「王様と恐竜」はパリ公演もやったらしいです。まさに王様の権力と名声を利用しての恐竜的暴挙です。ありです。
公演は見れなかったけど、DVDがある!
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[参考サイト]
日本ペンクラブ:電子文藝館…「王様と恐竜」の狂言台本が公開されています。これもなかなかの暴挙。
TBありがとうございます。
梅原先生もともかく、茂山一門が総出演ではしゃいでますから、メッセージ性うんぬんよりもまさに、笑いやすい狂言が出来たって感じでしょうか。
私はテレビで「ナマシマ」見ましたが、かなり笑ってしまいました。
ほんとに梅原先生なのかっ!と疑いましたよ(笑)
コメントありがとうございます。
テレビでもやってたんですね、ナマシマ。
くぅぅ、見逃してしまった!
DVD買って見てみようかと思ってます。
でも、できれば生で見たいですね。