京都映画祭は、戦前のサイレント映画を中心にした、スーパーマニアックな映画祭。
京都のさまざまな場所で、一週間あまりにわたって繰り広げられます。
予算が確保できないのか、企画がなかなか立たないのか、数年おきに、思い出したようにやって来ます。
あまりにも珍しい映画を上映するので、わざわざ海外からやって来る研究者も少なくありません。
ある会場では、ガイジンさんが三分の一を占めるという、驚くべき状況も。
蓮實重彦センセーも、東大学長の仕事(当時)をサボって?、奥様とともどもかけつけるありさま。
ある意味、世界に冠たる映画祭です。
とはいえ、あまりのマニアックさゆえ、観客動員は少なく、けっこう空いておりますw
映画研究者ですら、名前も聞いたことのないほどの、極端にレアな映画をやるので、こんなことになっちゃいます。
おかげで、毎回、規模が縮小しております(号泣
しかし。
じつは、サイレントといっても、弁士もつき、さらには生演奏もつきます。
生演奏です。
コンサートと映画を同時に見るような状態わけです。
しかも、非常にすいた映画館で。
このゴージャスな、貸切、王様気分は、京都映画祭ならではのもの。
マイムービー。マイミュージック。
そして、大半の映画は、ここで一回見たら、もう人生で二度と見れないもの。
カビリア、よかったなぁ。ファウスト、よかったぁ。メトロポリス究極版、よかったぁぁぁ。。
戦前の伊藤大輔、天才だった…阪妻、戦前アニメ、マチステ、北野武討論会…
蓮實夫婦は、仲が良かった。
私の席は、お二人のふたつ後ろ。那智の黒飴を奥様の手ずから食べさせてもらう蓮實氏を目撃して、ちょっとこっちが赤面しちゃった。
蓮實さんの席には、ガイジンがいっぱいやってきて、英語やフランス語でベラベラしゃべりまくっててすごかった。
休憩時間、喫煙室でタバコを吸う蓮實氏は、指が長くて、かっこよかった。。
マイク・リーの字幕なしのBBS時代の作品、朝の九時から夜の九時まで見て、死ぬかと思ったなぁ。ギネスに登録してほしいなぁ。
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レアなフィルムといえば、スコットランドの漁業用冷凍倉庫で発見された「丹下左膳」。
日本ではもう残ってないフィルムが、なぜかスコットランドの冷凍倉庫で発見される。
どうやら、戦前に遠洋漁業に出ていた日本漁船が、娯楽のために積んでいたフィルムが、たまたまスコットランドに残ったものらしい。
冷凍保存されてたので、フィルムの状態が抜群。
古い映画といえば、雨の降ったような痛んだ映像しか知らなかったので、この美しさはアゼン呆然。
可燃性フィルムという、当時のフィルムの白黒の美しさは、ちょっと言葉では言い表せないものでした。
なお、当時のフィルムは、可燃性のため、ほっとくと自動的に燃焼して消滅するんだそうです。スパイ大作戦みたい。
こうして、世界で、貴重なフィルムの多くが、火事で消失したとのこと。
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レアなフィルムを入手するまでのエピソードも講演してくれるのですが、これもメチャクチャおもしろい。
なんだか、インディ・ジョーンズみたいです。フィルム・レイダースです。
日本の戦前の映画は、国内にはあまりない。
しかし、敗戦のとき、満州にあったフィルムを、ソ連が持ち帰ったらしい。
そのせいで、ロシアには大量の日本映画がある。
幻の日本映画を求めて、ロシアにおもむいた日本人。
モスクワからタクシーで丸一日。
タクシー運転手にとっても、まったく未知の場所。
森林の中を突っ走り、突然開ける農村。
牧場、畑、そして、森の中にたたずむ謎の映画研究所。
村全体が、ほとんど自給自足な映画村。文字通りの映画村。
そこでの三ヶ月。
映画三昧…というより、映画地獄。
映画と、ウォッカしかない生活。
映画を見るのは、フィルム編集機を使うのですが、これがアメリカで普及してる機械の、ロシア版レプリカ。
使い勝手が、モーレツに悪い。
機械の不便さにキレて、フィルムを台無しにしそうになることも。
ウォッカを飲みながら、泥酔鑑賞。
保管されてるフィルムは、缶に入っているのだけれど、これがぜんぜん整理されてない。
倉庫に乱雑に山積されてる。
順番もバラバラ。
阪妻の三巻目が、ニュース映像の間にはさまってるような世界。
表示ラベルも、ぜんぜん当てにならない。
実際に見て見なければ、何かわからない。
見ても、映画の途中なんで、何の映画だかわからない。
ウォッカを飲む。
帰国後、アル中で、入院されたとのこと。
壮絶なご苦労の果に、京都映画祭は開催されているのです(多少、脚色)。
overQさん、京都近辺にお住まいなのですか?
恵文社にも行かれたこと、あるのかしら?
サイレント映画で生演奏といえば、高校生の時、親に連れられて、『戦艦ポチョムキン』を見に行きました。
指揮者が、ちょっとズレた!!と非常に恐縮しておりました。^^;
なんとも、魅力的な映画祭ですね!!
記事を読むだけで、こちらまでワクワクしてきました。
カビリアは、むか〜しイタリア文化会館で観ました。
他にも、サイレントイタリア映画をいっぱい集めた
なかなか面白い企画でした。
レアな映画の発掘エピソード。いいですねえ、こういうの。
ところで、蓮實氏は今頃何をされているのでしょう?
>ayaranさん。
恵文社、近所です。自転車で10分くらい。
週に一回くらい行きます。買うのは二ヶ月に一回くらいですがw
最近、わりと近くにもう一件、変わった本屋さんできました。
京都・哲学の道案内 Philosopher's Walk さんの記事。
http://walking.exblog.jp/813271
この本屋さん、土日は店内でライブしてます。
なぜ、本屋で、ライブ…w
>ねるさん。
京都映画祭、ぜんぜん儲からないらしくて、もうダメかと思ってたんですがw、なんとか第4回がやって来ました☆
レアな作品ばかりですが、映画はもともとエンターテイメントか記録物なんで、一般人の私でも、見ればものすごく面白いのばかりでした。
イタリア映画は30年代ごろ、ものすごく繁栄してたんだそうですね。
アルプスを象の部隊で越える、という映像も見ました。
すごい崖に、象をロープで吊り上げたりしてて、衝撃を受けましたw
象さん、大丈夫だったのか。。(恐
蓮實先生は、何をしておられるんでしょうw
しばらく前、阿部和重の「シンセミア」を激賞する文章を書いておられました。
その文章が面白かったんで、シンセミアも読んでみましたが、私にはもひとつでした(´ー`)
映画祭りって、知りませんでした。(汗)
overQさんの記事をぱっと読んだ時、「太秦映画村」で開かれてるのかと思いました。(汗×2)
「映画村」平日に行くと、なんか、寂しい村・・って感じです。(笑)
それはさておき、overQさんの記事を読んで、びっくりしました。
すごい催しですね〜〜。充実してて!!
御池どおりとか、しょっちゅう催しものづくしで、日曜日なんかよく通行止めになるし、注目が拡散されてます?(って、知らなかったことの言い訳・・(^_^;)
行ってみたいです。人いっぱいかなぁ・・。
京都映画祭、今回は第4回で、かなり規模が小さくなりました(涙
第一回に比べると、五分の一くらいです。
おすすめは、京都文化博物館別館でやる、サイレントのちゃんばら物。
そのうちの、「演奏つき」というのが、生演奏がつきます。
大昔の映画で、誰も名前も知らないようなのばかりなので、かなりすいてますw
たいへんゴージャスな気分で、映画を見ることができます。
フィルムが一部しか残ってなくて、途中で終わったりするのもあるんですがw
生演奏、今回は誰がやるんだろう。
海外のサイレント映画専門の即興演奏家が来ることも多いし、日本人演奏家が、わざわざ映画用に作曲し練習もしてやってくださることもありました。
一人のときもあるし、数十人の楽団のときもありました。
今回はどうなるのかなぁ。。
パンフレットが、区役所や図書館などで配布されてます。
前売り800円、当日1000円。ともに一日券。
パンフレットを持っていくか、着物で入場すると900円。
また、パンフレット持参で二回行って、スタンプを二つ押してもらうと、三回目が無料になるそうです!
ひゃ。overQさん、恵文さんのお近くなのですね。
恵文さんといえば、大好きな本屋さん。
そして、その隣のあまりいけてないケーキ屋さんのケーキ!
とってもおいしいですよね。
恵文さんには、毎年、1度は必ず、訪れますよ。
あの、しゃらんしゃらんと、何ものかが住んでいるようなギャラリーの床が好きです。
やはり、10分くらいのところに友人が住んでいるので、overQさんが、その友人だったらどうしよう?とドキドキしました。
そんなことぢゃなくって。
この映画際!
ニュースリリースされていらい、目をつけていました。
うむ。行きたいな・・・
シューベルト!
隣のケーキ屋さんです。
むかしは行列とかできたこともあるんですよ。おいしいけど、店舗がさすがに老朽化w
じつは、恵文社も、改築する前は、フツーの本屋さんでした。エロ本とかも並んでるような。
( ゚д゚)ハッ!。
これは、言ってはいけないことだっただろうか(゚ロ゚ノ)ノ
ずうっと、むかしには、恵文社の向かい、今は巨大なスポーツセンターになってるところ、映画館でした。
京一会館。伝説の映画館。
京一は、ものすごく巨大な映画館でした。
たいていは、死ぬほど、ガラガラ。
名画座で、古い映画の3本立てとかをやります。
ぼろぼろで、壊れてる座席も多かった…。
見てる途中で、天井から、空調のフタが落下してきたこともありますw
なぜか冷房が良く効くので、いつも寒かった印象があります。
映画のセレクションはすばらしかった。でも、客は来なかった…。もう、ビデオが普及してましたからねぇ。。
なつかしすぎる。。
http://homepage2.nifty.com/bkbn/hakurankai.html