AZ::Blog はんなりと、あずき色☆: 京都映画祭、始まる。

京都映画祭、始まる。

written by overQ
September 20, 2004

京都映画祭京都映画祭、行ってまいりました。

第4回の今回、テーマはチャンバラ。
今日、上映された作品は「武士道」。
大正15年、日独合作。
最近ロシアで見つかったフィルムです(ロシアで日本映画が見つかる理由については、前に記事を書きました)。
見つかるまで、誰もこの作品の存在を知らなかったそうです。
いちおう、当時の記録をあたれば、たしかにこの作品のデータもあるのですが、なにせ大量の映画が作られていた時代、研究者の誰一人、注目していなかったとか。

ストーリーは、船が難破してヨーロッパ人士官が日本に流れ着き、さまざまな事件を通じて武士道の精神を学び、お返しに鉄砲の技術を伝える、というもの。ラスト・サムライに似てます。
京都映画祭ではおなじみの、サイレント映画専門の伴奏ミュージシャンのブーフヴァルトさんが、今回も生演奏。
ピアノとバイオリンで即興の伴奏をつけてくださいました。「武士道」は、ブーフヴァルトさんも初めて見る映画で、ぶっつけ本番の完全アドリブ演奏。

武士道さて、「武士道」。
時代設定も場所もわけがわかりませんw
姫路城と奈良公園と鎌倉の大仏とヨシワラが、歩いていける距離に共存します。
頼朝公が出てきますが、大名行列もハラキリもあり、花魁もいますが、鉄砲はまだ伝来してません。
世界遺産の姫路城が舞台の中心ですが、屋根の上で立ち回りをするわ、石垣に集団でよじ登るわ、刀で柱に刺し傷は作るわの、狼藉働きほーだい。ステキです☆

他に「奇傑ゾロ」の上映と、シンポジウム「映画は国境を越える」もありました。
シンポジウムはなかなか充実してました(内容については、また、あとで書きます)。
京都映画祭は今週いっぱいやってます。あと二回ほど行くつもり。

そういえば、前回に引き続き、またしても、蓮實重彦さんの真後ろの席でした。
私がその席を選んだのではなく、蓮實夫妻が私の前に座り、私の視界をさえぎるのです。
映画に関して蓮實重彦に苦言を呈することなどまず滅多にできないことですので、この際書いておきますが、蓮實先生、邪魔でした。席ひとつ移動しましたw
あいかわらず、ご夫婦は腕を組んであつあつ。会話はフランス語。かっこいい。。
シンポジウムでは、悪魔のような毒舌で、会場を爆笑の渦に。新渡戸稲造は満場一致で馬鹿と認定されてしまいました。



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コメント

「武士道」のあらすじは本当に
ラスト・サムライみたいと思ったら、
なかなか派手な立ち回りのコメディ(?!)のようですね。
ああ、面白そう。観てみたいです。
フィルムの画質はよかったですか?
蓮實氏がoverQさんの前に必ず陣取る、
というお話、おふたりの映画に対する
角度(視点)が近いからなのかも・・・
なんて思ったりして。w 

Posted by: Site icon ねる : September 21, 2004 9:04 AM

ねるさん、こんばんは。
「武士道」、作り手はシリアスに作ったつもりなんでしょうが、つっこみどころ満載のコメディになっておりますv
映画作品としては、やっぱり時代の中に消えちゃっただけあって、けっしてすぐれてるわけじゃないですが、逆に妙な面白さにあふれる珍品となってました。
「武士道」、画質はそれほどよくなかったですが、併映の「奇傑ゾロ」はなかなかきれいなフィルムでした。
25日に伊藤大輔監督の「斬人斬馬剣」(1929年)をやるのですが、これがデジタル復元をしたものだそうで、どれくらいの画質になってるか興味深いです。元のフィルムは、戦前に家庭向けに売られていた9.5ミリという特殊なフィルムだそうです。

蓮實センセーの毒舌には大笑いしました。
ご夫婦は、めちゃめちゃ仲が良くて、奥様のシャンタルさんはずっと蓮實先生の腕を握って、もたれかかってるんです(赤面
フランス語で何度も会話しておられましたが、わからないと思って、こっそり毒のある話で盛り上がっていたのかもしれませんw

Posted by: Site icon overQ : September 21, 2004 8:38 PM
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