
JMB連携TB企画、第26弾は、
「過小評価の人 なんで聴かないの?」
これはもうデニスしかない。ここで、デニスを布教しなければ(笑)
Dennis Wilson / Pacific Ocean Blue
といわけで、伝道の熱き志を胸に、アマゾン・コム(日本)で検索すると…ありましぇんorz
やむを得ず、米アマゾンへ。
しかし、ここでも、プレミアのみ。お値段149.99ドルと249.99ドル…高ッ。
結局、現在、入手可能なのは、ブートレグしかないのか。。
このアルバム、まぎれもない傑作です。まじです。だが、そのことをいったいどうやったら、お伝えできるのか。
日本語では現在、ネット上に情報が少ないようでもありますし、以下、悪戦苦闘してみたいと思います。。
デニス・ウィルソン(1944-83)。
ビーチボーイズのメンバー。
ビーチボーイズは、1960年代後半に数々のヒットを生んだ、アメリカのバンド。サーフィンです。誰でも知ってますね。
ビーチボーイズは、ブライアン、デニス、カールのウィルソン3兄弟、いとこのマイク・ラブ、友人のアル・ジャーディンの5人。
作曲、プロデュースの主体は、長兄のブライアン。ブライアンは、80年代後半くらいから日本やイギリスで再評価が高まり、今では「天才」と呼ばれております(本土アメリカではそれほどでもないようですが)。
ロック史上の傑作とされる「ペット・サウンズ」。その後、「スマイル」というアルバムを製作しますが、いろいろあってお蔵入り。この頃から、長男ブライアンが引きこもりに。
以降は、メンバー全員でまがりなりにも努力して(笑)、ビーチボーイズを維持していきます。優れた楽曲もたくさん生み出しました。
そんな中で、次男デニスも音楽的に開花していき、1976年、初のソロ・アルバム「パシフィック・オーシャン・ブルー」を発表します。
ペット・サウンズに匹敵する傑作アルバムです。いや、まじでまじで(*゚ー゚)
デニスは、ビーチボーイズの中で、いちばん男前です。ひとりだけ、圧倒的にかっこいい。じつは、ビーチボーイズの中でサーフィンができたのは、デニスだけでした(w
ドラムを担当。ギターもキーボードもだんだんうまくなります。
声が、ビーチボーイズの中で、ひとりハスキー。しわがれた、野性味あふれる男くさい声です。かっこいいです。
ソロボーカルでは、とてつもない魅力を発揮しますが、いかんせん、ビーチボーイズのコーラスの中では無用な存在。
ドラマーとしても、ハル・ブレインらセッション・ミュージシャンに席を奪われ、居場所がなくなっていきます。
ビーチボーイズ的でないデニスの本質。
これが、いっきょに噴出したのが、「パシフィック・オーシャン・ブルー」、および二枚目のソロ「Bamboo」(未発売)でした。
ビーチボーイズのメンバーはほとんど参加していません。ビーチボーイズ的なものはそれほど色濃くなくて、完全なデニス・ウィルソンの世界。
非常によくプロデュースされています。時間をかけて、作りこんであります。
デニスは全キーボード、ボーカル、ドラムの一部を担当。ビーチボーイズがセッションで使ったスタジオミュージシャンたち(エド・カーター、リッキー・ファター、ハル・ブレインら)のほか、ベースにジェイムズ・ジェマーソンも参加。
ロックンロール風の快活な曲、スローバラード、ハードロック、前衛的な曲と、いろんな曲調が現われます。
一曲の中にも、ピアノの弾き語りから始まり、ブラスやストリングス、音響的実験も登場して、複数の曲を組み合わせたような多彩な変化が織り込まれます。それが、歌詞の主題とみごとにマッチし、自然で、かつ飽きさせません。デニスの多様な心の世界を、高速な風に吹かれ、横断していきます。
驚くべき作曲能力。
暗い曲も多いのですが、全体的な印象は力強く、華やかで、そして深遠。
チャートは最高96位。まだ、マシなほうですw
このアルバムと同時期に、ビーチボーイズの新譜も出てたので、メンバーはこのデニスのソロアルバムに冷淡でした。
また、デニスは、ビーチボーイズ最高権力者のマイク・ラブと仲が良くなかったらしく、一時は追放処分も受けます。
デニスの異常なまでの過小評価と、マイク・ラブとの確執とは、関係があるかもしれません。
デニスは、1983年、泥酔のまま海で溺死。ビーチボーイズの中に居場所がなく、ソロ活動も商業的理由からお蔵入りし、出口の見えない状態だったようです。
晩年、引きこもりの兄ブライアンとともに、宅録はしていたようです。
ブライアンのソロアルバムに収録されたRio Grandeという曲は、デニスとの共作。クレジットはされていませんが、アルバム自体が弟デニスにささげられています。
こんばんは。ご参加ありがとうございます。
こっちの方面はからっきし知らないのですが、
ジェイムズ・ジェマーソンに即反応ですね:)
ペット・サウンズも一度は聴かなければと思ってます。
JMさん、毎度ご苦労さまです!
ジェイムズ・ジェマーソン、こんなところにも暗躍しておりますw
ビーチボーイズは、意外にも、モータウン的なものに挑戦した、「ワイルド・ハニー」というアルバムがあります。「ダーリン」という曲は、なかなか名曲。
…それにしても、デニスは、情報がなくて、書くのに苦労しました。不遇だ。。
ツボです。ストーンズのブライアン・ジョーンズ、ニュー・オーダーのジ・アザー・ツー以上にツボです。ペットサウンズとスマイル(最近出たやつじゃなくてテープで流通している当時のもの)でブライアン好きになったのですが、絶対この人ツボだという確信があります。いつか手に入れてやるリストに入っています。
ブライアンは初ソロがすばらしくクオリティが高くて大好きです。リオグランデなんて、ほんとリオグランデという感じ。おおらかで長い曲なのに飽きがこない。
クルマとサーフィンとダンス。キラキラした楽しい世界を醸し出していたビーチボーイズ。音楽探求心のでてきたメンバーは、いつまでもそんな世界を歌っていられなかったんでしょうね。なので、キラキラした歌を聴いても、なおさら切なくなります。
ペット・サウンズ・ボックスが出たとき、この勢いでスマイルの音源も正式に発売されるのか、と思ったんですが、そうなりませんでした_| ̄|○
そして、今になって、ブライアンがスマイルの「コピー」を発表w
昔々、トッド・ラングレンがグッド・バイブレーションズを完コピして、人を驚かせたことがありました。
今回のブライアンのスマイルも、がんばって作ってあります…が、オリジナルに比べて、「何か」が欠けている。決定的な何かが。
ボーカルが、老齢のブライアンであることを差し引いても。
スマイル音源が海賊版で出始めたのは、八十年代終わり。
それまで、ビーチボーイズを耳で発見していた山下達郎・大滝詠一さんらは、スマイルを知らないんですね。
私はむしろ、スマイルからビーチボーイズを聞き出した世代なんで、聞き方がちがってるかなと思ってます。
スマイルは、海賊版を集めまくり、聴きまくった時期があるんで、またエントリーしたいと思ってます。
著作権が不明確なんで、書きにくいんですが(笑)
じつは、ネットでは、音源がよく出回ってます。どのサイトも、現われるとすぐ消えるんで、ときどき丁寧に検索する必要がありますw
…って、デニスの話が書けませんでしたネ。
いやあ。デニス、いいですよ。リンクを張った、日本で出てる海賊版、じつはとてもよくできてますw
困ったもんです。入手できないと、話のしようもないですから。なんとかならんのかしら。
ネットは何でもあるんですねー。
俺はMacなのであまりネットで探し物しないんです。。
こないだ、村上春樹と一緒に御徒町の蓄光堂でバイトしてたっていうおっさんと飲んで、山下達郎のデビュー前の音源を聴かせてもらったら、ぜんぶビーチボーイズのカバーで笑ってしまいました。まだ自信なさげなボーカルでした。ウェ〜ンディ〜とか、ビブラートじゃなくて震えてました。
俺はブライアン・ウィルソンのソロが出たとき中学生でした。それで感動してさかのぼってかき集めました。
でも間違いなくツボのデニスだけはまだ入手できていません。がんばろうっと。
達郎さんのデビュー前の音源とは、レアですね!
山下達郎って人、もし売れてなければ、評論家になってた可能性が高そう。
知識が分厚く、着眼点は、当人はオーソッドックスのつもりでしょうが、たいへん独特。しかも体系的な感じ。
若いときからいろんなところで続けてるラジオ番組は、けっこう大きい影響をもたらしてるような気がします。
でも、文章が下手なんですよ、あの人。
下手というか、運動神経がない(笑) ミュージシャンなのに、リズムがじつに悪い。
たぶん、何度も書き直したり、付け加えたりするせいでは、と思います。
超ロングインタビューをやって、達郎さんの音楽についての意見、本にして欲しいなぁ。