AZ::Blog はんなりと、あずき色☆: たら本8「あなたが贈られたい(贈りたい)本はなんですか?」

たら本8「あなたが贈られたい(贈りたい)本はなんですか?」

written by overQ
December 8, 2004

たらいまわし・第八回やってまいりました、たら本8
8回も続くと、だいぶ数珠繋ぎになってきて、なんかそれだけで楽しいですねヽ(´ー`)ノ

今回は、Chocolat Baby のせいこさんからのお題で、

「あなたが贈られたい(贈りたい)本はなんですか?」

クリスマス間近の今の季節にぴったりのお題。

私から、誰かに贈るとすれば、以前、ご紹介した「狂人の太鼓」…かなぁ。
小説だけど、文字がない。
ふだん、あまり本を読む習慣のない方でも、贈ると、面白がってくださるかも。
変わったものが好きな方には、うってつけです。
今、ニホンで手に入る本が、世界で最後の出版かもしれないという、スーパーレア物(笑)
作者のリンド・ウォードは、岩波文庫で出た新訳メルヴィル「白鯨」の挿絵も描いてます。

  +

いっぽう、私が、誰かから、贈ってほしいとなると…。

日影丈吉全集〈1〉じつは、三日ほど前から、ある作家にとりつかれてるんです。

日影丈吉(日影のジョー)

いま、もう、心は、彼のことで、いっぱい。
日影丈吉全集がほしい。ほしくてたまらない。

ことのおこりは、そもそも…。

そもそも、ペンギン・カフェ・オーケストラのことを、エントリーしたのが、ことのはじまり。
主催者サイモン・ジェフス氏(故人)が語る、ペンギンカフェの由来を翻訳してたときのこと。

これって、どこかで。
これと、なんか似たような話、どこかで聞いたことがある。読んだことがある。
…そんな気がしたのです。

南フランスで、とつぜん、「ビジョン」がやって来る
それは、ここではない、「むこう」のこと。でも、「むこう」はここより身近で、リアル。
高い山々のはざまの、もうひとつの世界。

うーん、うーん。
なんだろうか、と考えあぐねていました。

それとはべつに。
猫のマウキー
このブログのサイドカラムに、いつの間にか居座ってる、黒猫。
このヒトを活用する方法として、幻想文学案内みたいなこと、やってもらおうかな、と企画してたんです。

それで、子供じみた話なんですが、心の中で、マウキーに話しかけてみた(笑)
「サイモン・ジェフスのペンギンカフェ物語に似た話、なんだったか、おぼえてない?」と。

そのとき、ひらめいた。
猫に、話しかける、ということ。

猫の泉、だ。

「猫の泉」。短篇小説。日影丈吉作。
南フランスで、幻に出会う話。
猫に話しかける物語
これを、阿刀田高編「日本幻想小説傑作集」で読んだことがあったんです。

ネタばれですが、あらすじは、以下。

主人公の男は、写真家。
人間を写すのが苦手で、ここのところ仕事にあぶれ、南仏を放浪中。
人から何かを頼まれると、嫌といえないような、弱い性格にもなってしまった。

そのときも、友人から、日本では大物とされる人物に会って、用件を伝えるよう頼まれた。
それで、仕方なく、ニースへ。
ニースみたいな観光地へ行くのは、貧乏な自分としては、ひどく嫌なことなのだけど。

しかし、約束を取りつけた時間、待てど暮らせど「大物」は現われない。
仕方ないので、ニースを離れ、どこか田舎でもさすらおうと考え始める。

海辺に行って、ぼんやりと座り込んでると、見知らぬ男が話しかけてきた。
男は釣り道具を買いに来たという。
その男から、ある町の話を聞く。
男の知り合い(故人)が行ったという町。
山間部にあって、アルル王国時代の中世都市の街並を、そのままとどめている。
地図にも載ってなくて、知る人もほとんどいない。
山の中で、途絶した町だ、なぜか、チベット猫がたくさんいる、と。

彼はその町を求め、ニースを立つ。
あちこちで、その町の所在を尋ねるが、その名を口にしても、誰も知らない。
ホラ話だったんじゃないかと思い始める。

さて、ニースで「大物」に会えなかったことを友人に報告しとかないと、と思って、小さな町の郵便局に立ち寄る。
ふと思いつく。
郵便配達なら、あの町のことを知っているんじゃないか。
訊ねてみると、なるほど、それらしい町のことを知っている。
「誰もそんなところは行かない」とまで、釘を刺されるが、男はどうしても行きたい気持ちでいっぱい。

歩きに歩いて、ようやく、町にたどり着く。
中世どころか、ローマ時代の様式の墓所が、門として、町の入口を形作る。
街路をすすむと、人気はないが、町役場という建物を見つけた。三百年前に建てられた、町でいちばん新しい建物。
入ってみると、役場の男が、最初は怪訝な顔で見つめる。
しかし、「外から来た人」だとわかると、とてつもない歓迎を示し始める。
35年ぶりの来訪者だという。

「さて。外来者がいらっしゃったときには、お願いをしておるのであります。
町の真ん中に、時計塔があります。そこで、鐘の音を聞いていただき、その鐘が予言をいたします。
われわれにはわからない予言ですが、来訪者の方はそれを聞き取ることができるのです。
それを聞き取って、お教え願いたいのであります」

男は、当惑しながらも、頼まれたら嫌とはいえない。
役場の人に付き添われ、塔に上がり、鐘の音を聞く。
しかし、いっこうに、その「意味」はわからない。ただの鐘の音だ。
次の鐘が鳴るまで、一時間ずつ、男は、町をさまよい、写真を撮ることを許可される。
何度か、鐘の音を聞くが、鐘の音は鐘の音のまま。

さて、男が、鐘と鐘のあいだの時間、町をさ迷い歩いてると、噴水を発見する。
大昔に作られた噴水。しかし、泉はもう枯れているらしく、乾燥している。
猫の置物が、噴水のまわりに飾られている。
…と思ったら、よく見ると、猫は彫刻ではなく、ホンモノ。
何十匹もの猫が、水のない噴水に群れている。
男は写真に写そうとするが、カメラを構えると、猫たちはそそくさと逃げていく。

また、鐘の時間が来て、男はしぶしぶ塔へ。
鐘の音。
ガッタン ルールー
グルール グルルール
ところが、この瞬間、男は、「言葉」を聞き取る。
ヴァッタン ジュンノム(去れ 若者)
デリュージュ ロルロージュ(洪水 大時計)

しかし、男は、町の人には、聞き取った「言葉」を伝えない。
気恥ずかしいし、馬鹿らしいから。
再び、噴水までくると、今度はすこし水がある。
猫たちがいて、今度は怖がらせないようにと、話しかけてみる。
さっき、塔で聞いた言葉を、猫に向かって話しかける

すると、猫たちは列を成し、ゆっくりと歩き始める。
男はそのあとをついていく。
猫たちは、時計塔に登っていく。
塔のいちばん上の部屋で、男は疲労に襲われ、猫たちをまわりにはべらせたまま、眠ってしまう。
夢の中で、大きな揺れや怒涛の音を聴いた気がするが、昏々と眠り続ける。

目を覚ますと、猫たちはもういない。
町に降りてみると、すっかり様子が変わっていた。
水の痕跡。
いたるところが、泥まみれ。
何もかもが流されている。
ほんとうに、洪水があったらしい。
住民もいなくなっており、家具や細々としたものなど、すべて押し流されて、町は廃墟と化している。
男は、泥水で膨れ上がった、自分のかばんを見つけると、それだけを持って、山の中の中世町をあとにする。

その後、何人かにこの話をしたが、自分でも本当なのか嘘なのかは知れない。
ただ、それが現実というもののありようだとは思う。

幻想小説として、屈指の傑作。
作者・日影丈吉に興味を持ち、調べてみました。
「猫の泉」以外の作品は読んだことないはずなのに、この名前、どこかで聞いた気がする。

日影丈吉全集…が、2002年から刊行中。

種村季弘のネオ・ラビリントス〈8〉綺想図書館日影丈吉は、典型的な「埋もれた作家」です。
種村季弘さんが、90年代に選集を編んで、この作家を世に広めようとしてます。
そのときの解説は、種村季弘ネオ・ラビリントス8に所収。ここで読んでて、小耳に挟んでた…ようなんですが、ほとんど記憶してませんでしたw

まだ、ほんの十数編の短篇に目を通しただけ…でも、すごい作家です。
「猫の泉」など、序の口にすぎません。
「猫の泉」と同じように、南仏、洪水、猫、見知らぬ町、を主題とした、「粉屋の猫」。
これは、ハウルと同じく(笑)、魔女物なんですが、文学作品として、短篇小説というジャンルの最高峰のひとつかもしれません。
読んだあと、しばらく、呆然。
神秘が現実の顔をして、さっと横切っていく。
洪水も、キリスト教的な意味合いで読み取る必要があるようです。 *1
また、主人公の読書が出てきて、解釈に奥行きを与えます。本の中の本の話。セリーヌまで出てくる、それも、神と悪魔の実在を示唆する、決定的なツールとして、でも、さりげなく。
日影さん、この作品と同時期に、アニメ「遊星少年パピイ」の仕事もしてて、もう、めちゃくちゃですわ。
よっぽど、金に困ってたのか、何でもかんでも書いておられます。ほんと、フシギな人。

   +

日影丈吉
昭和24年、雑誌「宝石」の百万円懸賞探偵小説コンクールC級(短篇)部門で、第二席となり、デビュー。地味w
しかし、このとき、すでに40歳(明治41年うまれ)。
帝国ホテルでフランス料理の先生をしていたらしい。仕事が忙しくて、デビュー後の五年ほどは、あまり小説を書いてないようです(謎

乱歩が絶賛しました。
しかし、日影さんは、それをちょっとウザいと思ってたみたいなんです。信じがたいことですが、乱歩を下に見てる形跡すらあります。日影さんの言葉では、「私の最初のファンが、江戸川乱歩でした」(スゴ
本を出すたび、乱歩は批評の手紙をくれ、地方紙に出た書評の切抜きまで、送ってきてくれたそうです。

経歴に関しては、どうもよくわからない。
種村さんのような何でも調べまくる人が、選集の解説に何度か訂正を加えています。エコール・ノルマルにいたようなんですが、よくわからないw
ガストン・ルルー「黄色い部屋の秘密」の翻訳者。「フランス怪談集」というしぶいアンソロジーも。
ここまで、やっておきながら、埋もれてる。この人、何者なんだ。

昭和30年代、日本は、探偵小説ブーム。
この時代にデビューしたものの、いまひとつ娯楽に踏み切れない日影丈吉(いちばん売れたのは、「ハイカラ右京」探偵シリーズ)。
昭和30年代は、それなりに活躍し、推理作家クラブ幹事長にもなるのですが。
もたもたしてるうち、昭和40年代に入ると、すでに探偵小説ブームは下火。
昭和39年には、中井英夫「虚無への供物」という、アンチ探偵小説が生まれてます。ハードボイルドやエスピオナージュ(スパイ物)が流行。

日影丈吉、だんだんと日影の人に。
以降、ほとんど本を出版してません。書かせてもらえなかったようです。商品にならないとして。
70年代終り、やっと古い短篇が「未刊行傑作選」として、出版されます。
八十年代に入って少し知られるようになり、長編四冊、短篇二冊。1991年、短篇集「泥汽車」で泉鏡花賞をとり、ちょっと日なたに。しかし、同年、83歳で没。
結局、最初の十年と、最後の十年しか、本を出してない形。

幻想作家かといわれれば、本人は否定してます。
乱歩は自分の嫡子として、日影丈吉を想定していた気配がありますが、日影自身は乱歩的な幻想性を拒絶。逃走。
いわば、幻想から、現実に逃走したのです。
ふつうと、逆(笑)
現実で迷子になり、幻想に帰れず、途方にくれる。

ここから、現実に逃避した幻想小説という不思議なものが発生します。
実際、乱歩より、ずっと大人だったんです。
乱歩が代表作を書いたのは三十前後ですが、日影は40すぎて50に近づいてましたから。

幻想に超越せず、たえず現実に戻ってくる。
しかし、現実そのものじゃなく、幻想がその上に、強引にのしかかってくるような形で。
天が地に落ちてくる、という、「杞憂」という中国の故事を元にした作品もあります。こんな奇想でさえ、現実の相の中で、なんとか語りつくそうとします。

日影は、荘子の研究家でもありました。
幻想作家としての資質を持ちながら、たえず現実に郷愁を感じて回帰し、けっして超越しない点、まさしく老荘思想の極意。
こんな作家が存在し、ちゃんと80歳まで生き延びてたという事実。
その存在自体が、幻のような作家です。全集刊行を機に、再評価されること、切に希望します。

…というわけで、種村さんの霊に導かれるような気もした、数日でした。
これからも、しばらく、日影のジョーを読んでいこうと思ってます。

☆入手しやすいのは、ちくま文庫のこれ。(ne_sanさん情報。ありがとうございます)
怪奇探偵小説名作選〈8〉日影丈吉集―かむなぎうた
怪奇探偵小説名作選〈8〉日影丈吉集―かむなぎうた


*1 : 「粉屋の猫」では、洪水は、聖書の洪水であり、罪人を罰するもの。猫は水の使いであると同時に、悪魔でもあり、神の悪魔的な側面を代表するがゆえに、人間の信仰を試す存在。すると、「猫の泉」の主人公の、人生から逃避するような態度も、「信仰を失った人間」を象徴するものと読める。キリスト教的な世界観の中で読み直すと、たんなる幻想譚ではないことに。…こんな読み方は、他の日影作品も読める今だからできるけど、当時の読者には到底無理。埋もれるはずです。。


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ウェブログ: ☆21st Century Comedy
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ウェブログ: Site icon どこまで行ったらお茶の時間
時刻: December 16, 2004 6:34 PM
たらいまわし 本のTB企画 第8回『あなたが贈られたい(贈りたい)本はなんですか?』
概要 以前から参加したいなぁと思っていたのですが、これを機に参加致しま
ウェブログ: 妖精と黒薔薇の書架
時刻: December 21, 2004 12:23 PM
コメント

おお。日影丈吉じゃないですか。
「かむなぎうた」なんか、すごくイイですよ。
ちくま文庫に選集があったはずです。

わたしのなかで、日影丈吉と、久生十蘭は、
「かなりイケテル人たち」です。

乱歩が誉めた、ってのは知ってましたが、
フランス料理の先生だったってのは初耳。
ちょっと読み返してみたいと思いました。

Posted by: Site icon ne_san : December 9, 2004 1:42 AM

ovreQさん、TBありがとうございます♪

恥ずかしながら、日影丈吉さんはお名前しか存じ上げませんが、なかなかユニークな方だったのですね。
「猫の泉」みたいなの書いておきながら「幻想から、現実に逃走した」のですね(笑)。
しかも乱歩を1ファン呼ばわりって言うのもすごい!

「狂人の太鼓」、以前買おうと思ったことがありましたが、版画のあまりの怖さにやめてしまいました。
ちゃんと読んだわけではないの出来になります。
あぁ、買っておけば良かった・・・。

Posted by: Site icon せいこ : December 9, 2004 3:26 AM

overQさん、こんにちは。
そして、いきなりですが、ごめんなさい〜!
トラックバック二重にしてしまいました・・・・゚・(つД`)・゚・

日影丈吉さんのお名前初めて知りました。
でも、overQさんが紹介して下さった『猫の泉』のあらすじを読んで、「あっ!」と思いました。
マンガ『動物のお医者さん』の第82話に猫がたくさん集まる「猫の泉」がでてくるのですが、どうやら日影さんの『猫の泉』からきているようです(おそらく)!
私にとっては新たな発見ですΣd(・∀・)!!

>「私の最初のファンが、江戸川乱歩でした」

かっこいい〜♪

Posted by: Site icon みらくる : December 9, 2004 4:58 PM

TBありがとうございました。
猫好きの私としては、「猫の泉」や「粉屋の猫」が非常に気になります。
「怪奇探偵小説名作選〈8〉日影丈吉集―かむなぎうた」ですね( ..)φメモメモ
本屋へ行ったらチェックしてみます!

Posted by: Site icon sa-ki : December 9, 2004 6:03 PM

こんにちは。
全然知らない本ばかりでした・・・。(-L- )
でもどっちも面白そうですね。

特に『狂人の太鼓』が気になります!
絵が!めちゃくちゃ怖い!
でも全部見てみたい。

日影丈吉氏は猫の話が気になります。
猫好きなので・・(;´Д`)ハァハァ
図書館でちょっと調べてみます。

Posted by: moji茶 : December 9, 2004 7:31 PM

overQさん、こんばんは。
昨晩遅く、overQさんのTBの記事を読ませてもらってから、
今日は、1日中「猫の泉」にとりつかれておりました!!(笑)
ついに、解明して、すっきりしたと思ったら・・・
みらくるさんは、すでにご存知だったようで!!
先にこちらに来たら、もっと早くわかったのかと可笑しかったです。
>みらくるさん、流石!!

日影丈吉さんがガストン・ルルーの翻訳者であるとは、初めて知りました。「黄色い部屋の秘密」は読んだんですが。お世話になってたんですね。
「オペラ座の怪人」も!!
その上、「遊星少年パピイ」の作者さんとは!!
「ピーーーー!パピイ」
って、確か変身しなかったですか??

overQさんの紹介くださった、猫の泉の物語は、素敵です。
私の記事、昨日のも今日のもTBしても、いいかしらん??(笑)

Posted by: Site icon ワルツ : December 9, 2004 7:45 PM

>ne_sanさん。
日影のジョー。今、きてます(≧∇≦)
小説って、面白いなーと思いながら、読んでます。

この人、度をすぎるってことがなくて、でも何かの真ん中に立つこともなく。
いろんなものどうしの、あいだあいだに移動していく。
そのせいで、特徴があるようでいて、つかみにくい。

フランスを放浪してたことがあると思えるんですが、経歴がよくわからないです。
キリスト教をこころざしたのでは、とも思えるふしあり。

フランス料理は、いろんな一流ホテルで講師をやってたそうです。料理の本も出してます。
本名・片岡十一でやってたらしく、片岡先生のほうが、日影丈吉より有名だったみたい。
泉鏡花賞をとったとき、料理の教え子たちはとってもびっくりしたそうです。
一方では、坂口安吾なんかともかかわりがあって、いろんな別の顔がある、謎多き人。

まだまだ、これから読んでいくので、面白そうなネタがあったら、またエントリーしますね。

Posted by: Site icon overQ : December 9, 2004 7:58 PM

>せいこさん。
日影丈吉、なかなか面白いです。
いい小説をいっぱい書いてるけど、どうもジャンルわけが微妙。バシッと目立った特質がない。
でも、奥行きは深く、しかも何か、どこかに変調したところがある。
紹介しにくい人ですw

「狂人の太鼓」は、まだ手に入るようです。
…売れてないってことでしょうか(笑)
これが売れれば、リンド・ウォードの、他の「文字のない小説」も出版される可能性があるんですが。。
マンガ家の人は、これを読むと、新しいヒントが得られるのでは、と思ったりもします。
日本マンガにはないスタイルの「絵物語」。

リンド・ウォードの絵で、日影丈吉「猫の泉」を描けば、完璧なんですが!
誰かやってくれないでしょうか!

Posted by: Site icon overQ : December 9, 2004 9:10 PM

>みらくるさん。
「動物のお医者さん」の猫の泉!
ワルツさんも、記事にしてくださったんですが、まちがいなく日影世界。
小説のイメージどおり!
とてもうまく描けてます。
いっそ、小説「猫の泉」を、まるごと漫画化してくれないかなぁ。。

思えば、日影丈吉の小説、絵にしてみたくなるような、ビジュアルなイメージが多いです。
これから、読むときは、絵をイメージしながら読んでいこうっと。
たいへん面白い情報、ありがとうございました!

Posted by: Site icon overQ : December 9, 2004 9:20 PM

>sa-kiさん。
ご参加ありがとうございます!
「猫の泉」はとても不思議な作品。
「粉屋の猫」は、すごく残酷なんですが、文学として奥深いです。
私は今、日影丈吉全集を図書館で借りてきて読んでます。
分厚いんで、めっちゃ重いです(笑)
寝転がって読めません。
文庫は私も買おうと思ってます。代表作を収めた、いいセレクションになってます。
「猫の泉」も「粉屋の猫」も、どちらも入ってるのも、good!

Posted by: Site icon overQ : December 9, 2004 9:26 PM

>moji茶さん。
「狂人の太鼓」はいいですよー(^o^)v
本としても、とても美麗。
内容も深くて、いろんなことを考えさせます。

リンド・ウォードは、「狂人の太鼓」のほかにも、「文字のない小説」のシリーズを書いてます。
でも、まったく入手困難で、アメリカでも今は出版されてません。
「狂人の太鼓」も、今、入手できるのは日本だけのもようです。
美術館に行って見るようなものに、なりつつあるらしい。

本を実際に手に取ってみると、やっぱり絵がすばらしいです。
この絵のおかげで、たんにストーリーを説明するというより、もっと深い、裏の物語を連想できるようになってます。

Posted by: Site icon overQ : December 9, 2004 9:40 PM

>ワルツさん。
「猫の泉」。
なんだか、どんどん数珠繋ぎになって連想を生んでいきますヽ(´ー`)ノ
不思議な感じですね。
私もペンギンカフェを書いたとき、なんか思い出すようで思い出せず、奇妙な気持ちでした!

日影ジョーは、パピイもやってて、同時並行的に、非常にシリアスなものもやり、ボクシング物とかエロとかまで、やってるんです。
よっぽどお金に困ってたのか。。
少し前に書いた「貸本小説」の作家でもあるようです。

ところが、一方では、ガストン・ルルーの翻訳もできるほど、フランス語に堪能。
しかも、本業は、フランス料理の先生。この仕事、儲かるはずなんですが、どうなってるのやら。
わけわからん人です。
伝記的な事実は、まだ研究ができてないようです。
奥さんも、夫はよくわからない人だといってるくらいですから、そうとう変です。

ほんとに、不思議で、面白い、日影のジョーですw

Posted by: Site icon overQ : December 9, 2004 9:58 PM

overQさんが猫のマウキーに話しかけられた、
という部分に大変くすぐられました(^^)
猫って人のやっていること、見てないようで
ホントはよおく観察してて、ひそかに信号を
送ってくれたり。。。
あぁ、本の話からずれてすみません!
日陰丈吉、非常に謎で面白そうな人物ですね。
しかし、王道を行く作家すらあまり読んでいない
私にとっては、いきなり日陰は無理でしょう(汗)。

Posted by: Site icon ねる : December 10, 2004 1:47 AM

「ビジョン」でフィリップ・K・ディックではなく日影というのはoverQさんらしくてすてきです。
俺の周りには好きな人多いですよ。本格というわけでもないし怪奇でもなく、このころの探偵小説作家の中でも特異な作風ですし、格調があります。

幻想と言われることをいやがるということは、現実に自分が身を置いていることに確信を持ちたかったのでしょうが、そういう志向がある時点ですでにあっち側だと思ってみたりしました。

Posted by: Site icon mort_a_credit : December 10, 2004 2:18 PM

>ねるさん。
いい猫や犬って、ほんと、辛抱強く、人のそばにいてくれますね。
見つめないで、程よい距離で、じっと気にかけてくれる。

飼ってると、ペットという感じじゃなくて、ちょっとした尊敬を感じる動物がいるものですが、そういうヒトたちは、ヒトとの「距離」をわきまえてます。
甘えてきもしないし、そっけなくもなく、存在の温度がほのかに伝わるくらいの位置で、じっと待っててくれます。

人間どうしも、そうありたいものと思ってるんですが(笑)
これがなかなかどうして、難しい。

日影さん、文章がとても明快で、読みやすいです。
それでいてひだがあって奥深く、話の構成も巧みで、繰り返し読んでも面白みが出てきます。
入手しやすい本が、文庫本一冊きりなのが、ちょっと残念ですが。

Posted by: Site icon overQ : December 10, 2004 11:35 PM

>mort_a_creditさん。
日影のジョー、面白くて、すごすぎて、困ってます(笑)
なんでしょうね、この人。
今日も短篇を五つほど読んだのですが、ちょっと考え込んでしまいましたw

今日気づいたのは。
作品どうしの、相互の関連性がすごくあるんですが、それは、まとまった選集や全集じゃないと、見えてこないもの。
埋もれちゃって、当然です。
どんなつもりで、作品を発表してたのか、想像もつきませんw

小説という器の面白みを、なんだかあらためて感じています。
シムノンとチェスタトンが、日影丈吉の先行者ですが、推理小説というより、「小説」というジャンル全体の中で、読まれるべきものかもしれません。

Posted by: Site icon overQ : December 10, 2004 11:39 PM

国書刊行会の全集は高いですね。
俺は5・6・7だったかな、短編をまとめて読みたいと思ってるんですが、全集の5・6・7だけ買うというのもいやなので、手が出ずじまいです。

読み終わって考え込むのは、いい作品だと思いますよ。俺のブログの村上春樹『アフターダーク』の感想のときにも書いています。
小説という形式が、芸術表現や思想を語る手段として機能していた時代ですね。ストーリーを追うなら漫画や映画でもかまわないですから。

Posted by: Site icon mort_a_credit : December 11, 2004 12:10 AM

今読んでる全集の本は、府立図書館で借りてるんですが、まだ誰も手をつけてなくて、マイ・ブックって感じですw

市立中央図書館というところにも、日影全集があるんですが、こちらは誰かが読破されてるようです。
かなり新しい全集なんで、早くも読んじゃってる人がいると思うと、これはこれで嬉しいです。
全集で読むような、しっかりとファンがいらっしゃるんだと感動。

Posted by: Site icon overQ : December 12, 2004 2:19 PM

こんばんは。『猫の泉』は確か澁澤龍彦編のアンソロジーで読みました。
ニースだかエズだかの近くの村…という設定なんですよね。
あのへんを旅した時は、思わず猫の泉を探したくなりました!
しかし乱歩の絶賛をうざがっていたとは…日影さん大物ですね…。

Posted by: Mlle.C : December 12, 2004 9:47 PM

Mlle.Cさん、こんばんは。
日影丈吉、私は、「猫の泉」は読んでたのに、名前を知ってるくらいの認識しかなくて、今回、ちゃんと読み始めて驚愕しています。
この人は、たいへんな作家かもしれません。
変な言い方ですが、教科書に載せたい作家(笑)。
文章が平易なのに、ひとつひとつの言葉の選び方に、何ともいえないヒダがあって、どこまでも奥行きがある。
中学生でも読めますが、人生の辛酸をなめた老人でも読めるんじゃないでしょうか。
本を読む、小説を読むってことの、楽しみの原点を、まざまざと見せられる感じです。
この人、ほんと、不思議だなぁ。。

Posted by: Site icon overQ : December 13, 2004 12:08 AM

はじめまして。

今回から参加させて頂きました。
面白い企画でワクワクしています。
本の事を考える時って幸せですねぇ。

日影丈吉さんの本、無茶苦茶ツボそうです。
幻想文学大好きなんですよ。
早速図書館で探してみたいと思いますー。
ああ…でも本屋に行くと買ってしまうかもしれません。
ちくま文庫の「日影丈吉集」がとても魅力的です。
乱歩が絶賛したというのも興味があります。

また欲しい本が増えました。嬉しいですー♪
有難うございます。

Posted by: つばき : December 21, 2004 12:30 PM

つばきさん、はじめまして。
ご参加、アリガト!(´▽`)ございます。

日影のジョー。
この記事を書いて以来、今もずっと読んでるんですが、
読めば読むほど面白いですヽ(´ー`)ノ
入手しやすい本が、ちくま文庫のしか無いのが難点ですが、どの作品もとてもよくて。

私は全集版を図書館で借りて読んでるんですが、
本が重くて、かなり腕が鍛えられてきました(笑)

Posted by: Site icon overQ : December 21, 2004 9:58 PM
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