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カフカのマンガ

written by overQ
January 20, 2005

城・新国立劇場新国立劇場で、カフカ「城」の演劇版が公演されています。30日まで。演出・松本修、主演・田中哲司。
台本はなく、池内訳「城」を元に、入念なワークショップを経て、役者たちが人物像を練り上げる、というのが特徴らしい。
どんな具合なんでしょう。肉体を持った役者さんが、Kという記号人物として現われるのは、楽しみでもあり不安でもあり。
映画「変身」もあり、肉化したカフカがいろいろ登場しています。

R. Crumb's Kafkaマンガでは、アメリカのアングラコミック界の大物ロバート・クラムの、カフカの入門書がありました。(原著は93年、日本語版は94年)
「知的常識シリーズ」という叢書で、フロイトやマルクスなんかをマンガで紹介したシリーズの一冊。
クラムは例えばジャニス・ジョプリン「チープ・スリル」のジャケ絵を描いた人。「カフカ」」は、デヴィッド・ゼーン・マイロウィッツとの共著。
カフカの伝記をたどりつつ、合間合間で「変身」や「城」などの作品も漫画化しています。

肉切り包丁でカフカが切り刻まれる絵が冒頭。
カフカの作品や手紙・日記に繰り返し現われる「自分(またはその代理)を残虐でユニークな方法で時間をかけて殺す」というモチーフをたどり、それがクラムの絵とよくマッチして、怖くて面白い本に仕上がっています。
クラムは、下半身のどっしりした女性を「女主人」みたいに描くのがお得意。おかげで、「城」の性愛的なシーンがとても肉感的に描けていて、面白いです。
日本語版は現在絶版ですが、英語版は手に入ります。それにしても、私が紹介しようとする本は、いつもいつも絶版(剛球

→カフカとはあまり関係ないのですが、Automatic Kafka というアメコミ(?)を検索中に発見。主人公が冒頭で薬物死して、その主人公を模したアンドロイドが自分の魂を探しに行く、というストーリーらしい。題名がいいですね。ちょっと読んでみたいです。

→ついでに西岡兄妹



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