ここ数日、なぜだか猛烈にソファが欲しい。
ネットで検索したり、カタログを見たりして購入を検討中。
でも、ソファ初心者な私は、どんなのがいいソファなのかわからなくて、思案に暮れています。
なんで、急にソファなんて、欲しくなったんだろう?
考えてみると、ジョニーさんのせいだ。
ジョニーさん、ジョニー・デップ(六月で42歳)。
映画「シークレット・ウインドウ」を見たのです。その中で、ジョニー・デップがソファの上でごろごろ。
それが、なんか気持ちよかった。映画を見てたときは、ぜんぜん意識してなかったのだけど。
でも、今、自分のソファへの強烈な欲求をたどっていくと、よれよれガウンを着て、ソファで横になってうたた寝するジョニー・デップの姿が、浮かんでくるのです。。
「シークレット・ウインドウ」でデップが演じるのは、小説家。離婚話が進んでいる。妻はほかに恋人もいて、別居中。自分自身を見つめなおすべきなのだけれど、それが怖くてできないでいる作家。
冒頭、回想シーンのあと、タイトルが出て、最初のシーン。
ジョニーはソファに横たわり、眠っている。胎児の形に丸くなって。さみしい猫のように。まとわりつくくせに捕まえきれない水銀の滴のように。

妻と別居中の男やもめ。無精ひげ。メガネ。髪はぼさぼさ。ほつれたガウンで日中も過ごす作家。ヒッキー状態。
そこに、読者を名乗る男があらわれ、「俺の作品を盗作しただろう」と言いがかりをつける…というお話です。
ヒッチコック風の演出で進むのですが、主人公はソファ…と言ってもいいくらい。
それくらい、ソファに寝転がるデップの印象が、強い。
ソファは、およそ強引に一言で言えば、欠如した母性の代理。おかあさん。ママ。どうして、いっしょにいてくれないの。
デップは、胎児のポーズをとって、ソファで眠るのです。
もっとあとの場面では。
妻が女の直感で、デップに迫る危機を察知し、電話をかけてくる。その電話を迷惑そうに取ったあと、デップは受話器を持って、わざわざソファに戻る。
まるで、他の女を抱いているように、ソファに埋もれ、離婚しかけの妻の小言を、いやいや聞くのでした。
離婚の原因も、察せられるというもの。すばらしいジョニー・デップの演技演出…というか、丸まった背中( ・∀・)

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精神分析では、ソファ(カウチ)に患者を寝転ばせて、分析をおこなうそうです。
なんとなく、母胎に回帰する雰囲気があります。
昔、カウチポテトっていう流行語がありました。ビデオが普及し始めた頃、カウチに寝転がって、ポテトチップスを食べながら、テレビやビデオを見てすごす、引きこもりさんのこと。
マザコンを感じさせる(´ヘ`;)
カウチが大きなポイント。その象徴性は明らか。欠落した母なるものの代理なのです。ポテトは、おしゃぶりの代理でしょう。
で、あのヤンチャな猫のようなジョニー・デップが、ごろごろするソファ。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」では、ピーターパンとフック船長が一緒くたになったようなキャラクターを演じました。
永遠の少年。
母の欠如が生の必須条件であり、母を求めながら、そのぬくもりを鬱陶しくも思う男の子。
ちょうど、孫悟空が、釈迦(=太母)の手のひらから逃れようとしながら、つねにその上にあるかのように。
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面白いことに、椅子やソファ、カウチなどは、母性の欠如、母への思慕と関わることが多い気がします。
映画でもっとも有名なマザコンといえば、「サイコ」のノーマン・ベイツ。
彼が自作自演する「母」は、いつも揺り椅子に腰掛けていた。
男やもめといえば、探偵たちがそうです。
フィリップ・マーロウの事務所には、ソファが不可欠でしょう。「さらば愛しき女よ」「長いお別れ」「大いなる眠り」…題名だけでも、ソファへの思慕は明らか(;・∀・)
顧客を接待するという名目で置かれたソファは、閑古鳥の鳴く事務所で、マーロウの主要な生息場所となるはずです。
イメージ的には、マーロウにはソファが似合い、サム・スペードはデスクに足を乗せている気がしますが、実際の作品ではどうだったでしょう。調べてみると面白そうです(ていうか、調べてから書けよ)。
明智小五郎は、最近のテレビドラマでは、稲垣吾郎が演じています。吾郎ちゃん…スマップの甘えん坊…マザコン(笑)。
明智小五郎といえば、いろんな役者が演じてきました。実相寺昭雄監督のふたつの乱歩映画(「屋根裏の散歩者」「D坂の殺人事件」)では、じつは、あの嶋田久作が明智を演じています。
この明智は秀逸。しかも、二作品の時間のへだたりで、明智の成長も演じ分けてて、すごいです。乱歩も満足するのではないでしょうか。(この話は、またいずれ書く予定です。)
そもそも、乱歩の幻影城にも、ソファはなかったでしょうか(調査中)。
蔵に、大好きな書物といっしょに引きこもる江戸川乱歩。まさに、母性の欠如と、その代理としての幻影城(=母胎)です。
椅子になるオトコの話を書いた乱歩。母なるものを求め、つねにそれが欠如し続ける…なぜなら、そのぬくもりを得てしまえば、途端に鬱陶しくなって、金斗雲で飛び出してしまうから。。
そういえば、金斗雲も、ソファっぽいなぁ(もはや、何でもソファに見えてきているw)。
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ジョニー・デップが見事に共演したソファ。
「シークレット・ウインドウ」は、ストーリーを追いかけるだけで見ると、意外性が中途半端で退屈ですが、ていねいに「画面に映っているもの」を見ると、なかなか味わい深いです。
この作品を見た人は、意識では「つまらない」と思っても、案外、無意識では映像に侵食されていて、ソファの売り上げが伸びたりしているかもしれません。
…それにしても、あのソファ、気持ちよさそうだ。見かけしょぼいようでいて、じつはいいソファ…というのが、欲しいんですよね。。
■シークレット・ウインドウ Secret Window
監督:デヴィッド・コープ
出演:ジョニー・デップ、ジョン・タートゥーロ、マリア・ベロ、
ティモシー・ハットン、チャールズ・ダットン、レン・キャリオー
製作:2004年 アメリカ(96分)
配給:ソニー・ピクチャーズエンターテイメント
公開:2004年10月23日
ソファ。
その映画、もとい、ソファを観たくなってしまいましたぞ。
私の部屋の「安楽椅子」は、一人掛けなんですが、ゆったりサイズで胡坐もかけます。
男に貸すと、離れようとしなかったわけが、いま分かりました。
キー!(はぅ!これがいわゆるキーなんですね?!)
母胎といえば、乱歩「鏡地獄」なんかでは、
押入れとか、内面鏡張りの球体とか出てきちゃって、
もう、文字ヅラだけでもヤバイんですが…。
その男は、「鏡地獄」好きなんですよ。
あー。もう。キー!
きゃー、ジョニー♪
大好きです。ジョニーデップ。
この映画はまだ見ていません。
とってもとっても見たいです。
すわり心地のいいソファーっていいですよね。
私は無印で買った安いソファーを使っています。
革張りのソファーで使うたびに味が出る
そんなソファーほしいですねぇ
…きっと高いんだろうな…。
>ne_sanさん。
「ソファ、貸します」
…なんか、ゴキ○○ホイホイみたいです。マザコンホイホイ(;・∀・)
ソファや椅子に着目して、映画や小説を見たり読んだりすると、いろいろ発見がありそうです。
ジョニー・デップは、ソファの似合う男でした…。
>Bryumさん。
この映画は、映画自体の評判は、中の下くらいなんですが(笑)、
ジョニー・デップはやっぱりいいです。
彼は、ソファのほかに、何かを飲んでるシーンもよく似合う気がします。
…それも、やっぱり、「哺乳」のイメージのせいでしょうか(;・∀・)
ソファ選びは、展示場で寝ころがるわけにもいかず、
なかなか難しいです。。
あ、ここにもコメント残すの忘れてました。
ジョ二ーですから!きっぱり!!!
あのガウンと眼鏡もセットで欲しくなりますね。
原作のが、断然おもしろかったのですが、
映画は、ジョ二ージョ二ージョ二ーのおもしろさ満喫。
顎をかくかくっとする仕草がよかったですね。
あれは、ベッドでちゃんと寝てないから、
骨を矯正してるとみました。笑
>picoさん。
ここは、やっぱり、picoさんのコメントをいただかなくてはヽ(´ー`)ノ
「骨を矯正してる」
なるほど、確かにそうだ!
あれって、ジョニー・デップが自分で考えて、やってる小技なんでしょうね。
チックを表現してて、神経症ですね(笑)
たぶん、ちゃんと映画を見直すと、幻の男が出現するのと、
カクカクやるのとって、連動してるかも。
この監督は、ちょっと化ける可能性があるかもしれません。
ジョニーは、セリフを言ってる印象が薄い人で(笑)、
眉をひそめたり、水を飲んだり、寝返りを打ったり…
といった動物的な動作で人を魅了できる人。
どんなふうに歳をとっていくか、楽しみです☆