時間はふたつある、とアボリジニは考えるそうです。
われわれが暮らすこの時間と、永遠の夢の時 The Eternal Dream Time。
ふだんは感じないけど、人生の時がめぐる時、まれに永遠をかい間見るともいいます。鳥の落とす影のように、人生の一瞬をさっとよぎる、と。
また、この二分法はアボリジニにかぎらず、人類にはおなじみのものなのかもしれません。子供に時間について訊ねると、似たような答えをすると、ピアジェの本にあったような。
たらいまわし、第十四回。
今回のたらまーはsa-kiさん。お題は、「時の文学!」です!
取り上げたい作品は、「スターメイカー」。
英国の作家・哲学者オラフ・ステープルドンが、1937年、51歳で著した、稀世の空想小説。
「おそらく人間の想像力が生み出した、もっともパワフルな作品」「私の作品の多くは、ステープルドンのヴィジョンによって形作られた」 アーサー・C・クラークほかにも、バートランド・ラッセル、ウィンストン・チャーチル、スタニスラフ・レム、グレッグ・ベア、スティーブン・バクスターなど、賞賛者多数。「その想像力はほとんど無限大である」 ホルヘ・ルイス・ボルヘス
「私がフィクションで長いこと手探りしならが表現しようとした考えを、あなたは掌中にしつつある。あなたははるか先に行ってしまわれた。うらやむほかありません」 ヴァージニア・ウルフ
「『最後の、そして最初の人類』や『スターメイカ−』は最早、SFの妥当な限界を遥かに超えた高みにある。あるいはむしろ、ステープルドンは偉大なる古典の見本であり、科学的概念の巨大な存在論的叙事散文詩への転換を寸分の隙もなく完璧に成し遂げた、究極のSF作家であると言うべきかも知れない」 ブライアン・オールディス
何が書いてあるかというと、とてつもない空想力で描いた、宇宙とその精神の歴史。
大げさな賞賛に匹敵する、超絶的に大げさな作品です。
1000億年の歴史ですが(笑) 人間が書いたもののなかで、いちばん長大な時間を扱ったものかも(汗
小説的ではなく、歴史の概説のように、さまざまな生命体の悲劇と栄光が、淡々と記述されていきます。
にもかかわらず、センス・オブ・ワンダーに満ち満ちていてます。宇宙の山海経。読書というより、神秘体験のような。
湯水のように浪費されるSFアイデアの数々は、いろんなところでパクられてます(笑)
ソラリスですら、あからさまにここから着想を得てます。どれだけパクっても、尽きることなき奇想、そして、別格の金字塔として、バクリは即オマージュ、リスペクト。
人間に似たものから、まったく異なるものまで、さまざまな生命の悲劇と栄光が、驚くべき想像力で繰り返し繰り返し語られます。
そして、どんな存在も価値観も、宇宙全体の時間の中では、瞬きほどにすぎないことがわかってくる。
このはかなさが、この作品の肝。
はかなさをさとるにつれ、つのるのは、スターメイカー(神)への思い。それが慈愛に満ちた存在か、邪悪な存在なのか、あるいはたんに思いこみであり、実在しないのか。
もしスターメイカーが<愛>であるなら、これは真実にちがいない。もしそうでなければ、異質で一種非人間的な精神であるならば、これこそが真実であるに相違ない。そしてもしスターメイカーが無であり、もし星をはじめとするすべてが被造の存在ではない、自己充足的な実体であり、そしてもし愛すべき精神が、私たちの精神が生み出した霊妙な存在であるならば、これこそが、ほかのなにものでもないこれこそが、真実にちがいないのだ。
昨年、もうひとつの代表作「最後にして最初の人間」とともに邦訳が出ました。これはちょっと事件なのです。
★センス・オブ・ワンダー
存在についてのわたしたちの知識がいかに見事に確立されたものであれ、かりそめにもそれが真実だと考えてはならない。それはわたしたち自身のヴィジョンによって、存在の大海のなかの、飛び散る飛沫のひとつの泡膜に描かれた彩りでしかないのだ。
ステープルドンの作品は、SFと分類されることが多く、読者もSFのほうから入ってくる人が多い。
1940年代以降、雑誌を通じて、アメリカの理科系男子がファンを形成するSF。
本国イギリスよりもむしろアメリカで、ステープルドンは読者を得る。若きクラークも持ち上げる。
ただ、ウェルズやステープルドンは、二十世紀前半(ふたつの世界大戦の時代)の英文学の中でみると、わかりやすい面もありそう。
同時代にバーナード・ショー、チェスタトン、ハクスレー、C・S・ルイス。またエリオット、ウルフ、ジョイス、イエイツ。ラッセルやホワイトヘッドなどがいます。ウィンストン・チャーチルの時代でもあります。
*1
大英帝国がピークを超えて、下り坂を転げていく時代( ;´Д`)
*2
英国の没落を背景に、科学は神秘に、進化論は終末思想に変貌します。「太陽もやがては燃え尽きる」という宇宙論の知識が、人々の心を捉えた時代。
ウェルズの作品は、タイムマシンもモロー博士も透明人間も宇宙戦争も、科学が人間の夢ではなく、悪夢であることを言いつのります。
ふたつの世界戦争を経験し、晩年は人類に悲観的な気持ちを抱いて、暗く、もの狂おしく死んでいったウェルズ。国連の提唱者のひとりですが。
ホジスン「ナイトランド」はこの時代の気分を壮大な妄想として描いたものでした。
この流れを継いで、ステープルドン。
ただ、ステープルドンは、ダンテ「神曲」を愛読していた。無限の距離や絶望や不可能が、一方では荘厳や愛や神秘の条件であることも知っていました。
たとえば、「スターメイカー」の世界を支配する、天文学的数字。
宇宙の広さ・時間の長さを思うと、神秘的な気分になります。
宇宙の途方もない大きさにくらべて、自分がいかに小さい存在であり、無意味な存在であるか。
しかし、その「無意味さ」は、自殺する人が感じるようなネガティブな「無意味さ」とはちがっている。
神とか永遠とか、絶対的な存在を前にした、荘厳な気分に近いもの。
センス・オブ・ワンダー。アボリジニの永遠の夢の時。
「スターメイカー」の基本的なトーンは憂鬱と粘り強さ。あるいは、諦観と愛。
どんな生命も精神も、長所の中に短所をはらんでいて、栄光のさなかで墜落が始まります。高貴にして滑稽。
その繰り返しが歴史だ、というのが、ステープルドンの基本的立場。
そこに、さっと鳥の落とす影のように、スターメイカーが横切る。
しかし、この作品が圧倒的なのは、スターメイカー(神)が、ほのめかされるだけにとどまらないこと。
最後の数十ページ、スターメイカーに到達し、その内側が語られます。
ふつう、そんなことは、しません。仮にしたくても、できないです。
でも、ステープルドンはそれをやった。ために、この作品は、得体の知れない巨大さを獲得しました。文学的常識からは、どう扱ってよいかためらわれるような。
最後のほうは、かなり難解です。ついていけません。というか、ついていっていいのかどうか、わからんとです。
たいへんに危険なシロモノです。よい子は、マネしてはいけません。
キューブリック「2001年宇宙の旅」の最後のあたりとも似てます。似てますというか、クラークもキューブリックも、「スターメイカー」を意識して作ってるわけですね。
ただ、あれよりもはるかに長く、濃密な本気汁。似てるのは、むしろスウェーデンボルグでしょうか。
言葉で書かれたものとして、かなり上位に位置する作品のはず。また、問題作。
読むのもわりと骨が折れます。小説の文体じゃなくて、抽象名詞が多く、論文的。
ただ、そのおかげで、「スターメイカー」だけが突破できたものは、大きいです。
ふたつの大戦を経て、帝国の没落を予感しながらも、もはや風刺などに足を取られることなく、絶望を愛の条件に換えて、淡々と前に突き進んでいきます。狂信はなく、ニルヴァーナがあります。
ヒトの想像力は、そこまで行けるのか…。
★時の文学…そのほか
今回のお題、けっこう得意科目かも(* ^ー゚) その他のおすすめ。
・広瀬正「マイナスゼロ」
…「夏への扉」ファンには、拉致監禁してでもお読みいただきたい、読ませねばならぬ一冊…といわれています。タイムマシン物の大傑作。また、なつかしい昭和物としても読めます。…もしかして絶版? なぜに?
・トーマス・マン「魔の山」
…時間小説です。前書きにもそう書いてあります。筒井康隆がどこかで、時間の面から解説しています。SFの時間物として読む「魔の山」! そうでもして読まないと、今まじめに読むと、戦争の予感で気分悪くなります(´ヘ`;) 雪の中で迷うハンス・カストルプが可憐。ビーチボーイズのTime to Get Alone を聞いたとき、迷い子のカストルプを描いたと誤解した私(嘘 みんな忘れきってるかもしれませんが、マンは「ベニスにシス」。ボーイズラブで読んでみたいな、魔の山。
・アンリ・ベルクソン「時間と自由」
…SF以前は、時間は哲学者のお題。ゼノンのパラドクス。アシルと亀の子です。ベルクソンのこの著作がまず王様でしょうか。でも、時間論には王様を超えて、神様がいて…それは、アルバート・アインシュタイン。
・ミルチャ・エリアーデ「永遠回帰の神話」
…人間の魂にとって、永遠がどれほど重要であることか。ニーチェ苦手な人向きかも(´ー`)
こんばんは!!
どれも未読です。夏への扉ファンとして
まずマイナスゼロをぜひ読みたいと思います。
時間は二つあると言う考え
私はいつの間にかそんな考え方をしなくなりました。
年をとったのか…
はたまた現実的になったのか…とても残念です。
あ!赤い竪琴とヨウトを借りました。
まだ読めていません。
そうだ!!ホワイトーーー
うちの植物君たちが全て絶滅しました…。
この悲しみをぜひ伝えたくてブログに囲うと思っているのですが、
ここ数日の激務で、日記の更新すらまま成らない状態にありました。
明日には書きたいと思いますが、
観葉植物君にゴキジェット攻撃をされました(涙)
「スターメイカー」、猛烈に興味が湧いてきました!
でもかなりの難物そうではありますね…OverQさんにも難解なものを私が理解できるとは到底思えないのですが、でもぜひ読んでみたいです!
そして広瀬正「マイナスゼロ」。
実は先日、父親に手渡されたところなんです! これと「エロス」の2冊。
広瀬正? 知らないなあ、なんて冷たい反応をしてしまいましたが
>「夏への扉」ファンには、拉致監禁してでもお読みいただきたい、読ませねばならぬ一冊
まさかそんな作品だったとはー。父よ、冷たい娘でごめんなさい。…そういえば、一時期結構SF者だったらしいんですよね。祖母の家に1965年前後のSFマガジンが大量に眠ってます。(笑)
「スターメイカー」タイトルだけでも既に映画化されてそうな感じがします。
「2001年宇宙の旅」の最後のあたりと似てるんですか!というか「スターメイカー」を意識して作ったのですか!ほぅ。
>たいへんに危険なシロモノです。よい子は、マネしてはいけません。
えーΣ(´Д`;)そうなんですか!
それじゃ、私も「マイナスゼロ」に。タイムマシンで少年時代に・・・っていうとこだけでグッと掴まれました。
こんにちは。TBありがとうございます(^^)
すでに『スターメイカー』の解説で酔ってます(^^;)
とっても読んでみたい!でも、こちらにもそれ相応の覚悟と気力がいりそうですね。
わるい子ですので一度マネしたいと思います(笑)
Posted by:壮大な本ですね。
それも出版社は国書刊行会!
趣味でやってるとしか思えないあの国書刊行会(笑)
本当に存在するのか。国書刊行会。
Amazonによれば
>棘皮人類、共棲人類、植物人類など、奇妙な知性体が棲息する惑星世界。
だそうで、おおいにそそられます。
銀河鉄道999のDVD-BOXがほしくなりました。
昨日、明け方近くまで本を読んでいて頭がぼーっとしているので
うっかり買ってしまいそうです(^^;
スピルバーグは「宇宙戦争」なんか作ってる暇があるなら
「スターメイカー」を映画化したらいいのにと思いました。
この度は大変ご心配をおかけしました。
なんとか無事に主催者の大役を全うできそうです。
それにしても今回のバナー、
なんてカッコイイんでしょ!
1000億年の歴史ですか。<「スターメイカー」
これはまた気が遠くなるような壮大な話ですね。
>センス・オブ・ワンダーに満ち満ちていてます。
>宇宙の山海経。読書というより、神秘体験のような。
こんな喩え方をされたら、読まずには死ねません。
こんばんは。いつも不思議な時間を過ごされてるようにお見受けするoverQさん。
時間というテーマでどの様なラインナップされるのか、心待ちにさせてもらっておりました。
「このお題は得意科目」とおっしゃるだけあって・・(どのお題も、いつもすごいと思うけど・・(*^。^*) )
>「スターメイカー」・・1000億年の歴史!
150億年前・宇宙創成とか言われてるのに1000億年!!
何か、「オヨ!」としか言いようがない世界みたい。。発想からして、もはやすご過ぎます。。翔んでる。(古(^_^;))
興味深深なんですが、後半、overQさん自身が難解とかおっしゃってるし、私には、まず無理だろなぁ・・(>_<)
憧れだけが募ります。。。。
★Bryumさん。
マイナス・ゼロは、強力におすすめです!
タイムパラドクス物では、いちばん整合性が取れてるかも。
ストーリーもノスタルジックで感動的ですが、
時間の扱い方の論理性もカンペキで、感動的です。
ぜ、全滅! それは! そして、ゴキジェット!
うちは、ホウレンソウがどうしても上手くいかないので、
育てきるのはあきらめて、スプラウトにして、双葉が出たら収穫しています(笑)
難しい植物は、この方式がカンタンで、時間もかからず、ベストかもしれません☆
★四季さん。
スターメイカーは、多くのSF作家がリスペクトする、このジャンルの究極の作品。
文学全体の中で見ても、かなり大きな地位を占めることができそうです。
最後のところは難しいですが、それ以外はふつうに読めます。
記述は素っ気ないけど、あまりにも奇想天外な話なので、けっこうすらすらいけます。
翻訳が、なぜか長いセンテンスになると、突然へんな日本語になるのが難点です(笑)
広瀬正は、1971年に亡くなったため、SFの大きなブームに乗れなかった作家。
生きてたら、小松左京、星新一、筒井康隆などのビッグネームに並んでた存在です。
残されてる作品は、どれも大傑作。
ストーリーの不思議なほのぼの感と、SF設定の論理的完璧さがあって、忘れられない作品ばかり。
「ツィス」という作品もすごいです。東京中の人々に、耳鳴りが発生する、という話。
映画化すると、当たる気がします。昭和の町を再現するのも、映画として面白そうです。
>1965年前後のSFマガジンが大量に!!
マニアの間では高く売買されてそうです( ・∀・)
雑誌にしか載ってない作品って、すごく多いらしいです。
その頃の日本SFでおすすめは、荒巻義雄。すごいです。
★みらくるさん。
マイナス・ゼロは強力におすすめなのです!
タイムマシン、タイムパラドクス物では、最高傑作のひとつと思います。
広瀬正さんは、1971年に急死してしまったため、名前が知られてないけど、
生きてたらまちがいなく、小松左京・星新一・筒井康隆らに並ぶビッグネームになってました。
ステープルドンは、スターメイカーのほかにも、オッド・ジョン、シリウスという作品があります。
シリウスは名作。
犬が主人公。品種改良され、人間以上の知能を持つ超犬。
その犬を開発した博士の娘と、犬とが恋に落ちる話です。
そして、娘が成長して、やがて人間の恋人ができ、三角関係になって…というストーリー。
ちゃんとした小説も書けるステープルドンです(笑)
★ねあさん。
スターメイカーは長い間翻訳がなくて、ようやく日本語で読めるようになりました(涙
ステープルドンは、スターメイカーのほかにも、オッド・ジョンとシリウスというSFの名作があります。
「スターメイカー」と「最後にして最初の人間」を書いた頃は、まだSFというジャンルがなかったけど、
「オッド・ジョン」と「シリウス」はジャンルSFとして書かれたもののようです。
もっとふつうの小説の形をしています(笑)
オッド・ジョンは、進化した人類が生まれるけれど、結局は旧人類によって悲劇的に滅ぼされる、という話。
シリウスは、人間よりも賢い犬が、やっぱり人間に滅ぼされてしまうという、悲しい話です。
どちらも、SFでは古典とされてて、同じようなタイプのストーリーがたくさん作られています。
★LINさん。
国書刊行会です(笑)
国書っていいながら、黒書ばかり。。
スターメイカーは、書物として、かなり上のほうに位置できる作品。
ステープルドンは40過ぎてから小説を初めて書いた人。
いろんな点でずれてる人で、それが幸いして(笑)、
ふつうなら踏み込まないような領域にまで、ガンガンいってます。
ステープルドンは、意外なことに(?)、スターメイカー以降は、「ふつうの傑作」も書いています。
シリウスという、人間以上の知能を持った犬の悲劇を描く作品もあります。泣けます。
映画化すると、かなりヒットすると思います。
★sa-kiさん。
主催者ご苦労さまです!!
今回のバナーは、新機軸です(笑)
背景の時計は、ロ○ジン。
なかなかうまくできて、自分でもちょっと満足(゚ー゚*)
しかし、次回がプレッシャーになります(;・∀・)
スターメイカーも、いちおう「わたし」という主人公がいて、視点人物になって、時間と空間を旅します。
タイムマシンのような機械じゃなく、精神で旅します。
この設定が、最初はぬるい気がするのですが、じつは後半、思わぬ形で発展していきます。
むしろ、マシンなど使うほうが、SFの驚異感としては、はるかにぬるいことを思い知らされました( ・∀・)
クラークみたいな、しっかりした理系の知識のある人でも、やっぱりステープルドンには驚愕した。
想像力の飛躍が、けっして破綻じゃないんですよね。
不思議です、スターメイカー☆
★ワルツさん。
スターメイカーは、さすがに最後のほうは難解ですが、
前半は比較的フツーに読めます(笑)
じつは、ステープルドンという作家は、ほかにも「オッド・ジョン」と「シリウス」という傑作があります。
特にシリウスは、もっとふつうの意味で傑作(;・∀・)
人間以上の知能を持った犬シリウスの話。
この犬を開発した科学者の娘が、この犬を育てながら、やがて恋に落ちます。
しかし、娘は成長して、やがて人間の恋人もできる。
一方、シリウスは、人間よりもすぐれた存在なのに、あくまで人間に奉仕することが求められます。
悲劇の予感、いっぱいです。
泣けます。フツーに名作です。アルジャーノンとかの先駆となる作品です。
ここから入って、スターメイカーにも挑戦して、驚愕する
…というのが、たぶんクラークたちSF作家のたどった道なのかもしれません。
ただ、スターメイカーは、もうSFというジャンルの中におさまりきらないすごさがあり、
どう扱ってよいのか、困り果てるようなところがあります。。
こんにちは!コメント&TBどうもありがとうございmした。
ど、どれも未読・・・ゲフ・・orz
海外小説って、読まず嫌いで今までほとんど手をつけてなかったので、書名は知ってるけど内容は知らないというのがかなりあります(-L- )。
最近はクレストブックスで海外小説にもなじんできました。
今年の夏休みは!海外小説三昧で!
早速「スターメイカー」を読んでみたいです。とっても面白うです!
★moji茶さん。
スターメイカー、すごいです。
この作品はちょいとヘヴィ級ですが、ステープルドンという作家には、「シリウス」という犬を主人公にしたSFもあります。
なかなか名編で、「スターメイカー」よりはずっと読みやすくて、これもおすすめ。泣けます☆
はじめてのステープルドンとしたら、こちらのほうがいいかも。
広瀬正「マイナス・ゼロ」もかなりおすすめ。
72年に急死したSF作家で、筒井康隆は、ほとんど自分が替わりに死にたかったというほど、無念がったのでした。。
スターメーカー、きになります。
ソラリスがぱくってるって・・・
ほんとですかー???
ああ、まずは、「ソラリス」と
「ソラリスの陽のもとに」と「スターメイカー」
どれを読んだらよいでしょうか?
難しそうなので、覚悟がいりますが、3つを比べてみたいです。
その昔、永劫回帰に引っかかった者としては、
エリアーデの『永遠回帰の神話―視型と反復』がかな〜り気になります。
固くなっちゃった頭でどれだけ理解できるのか、不安ですけれど。
それにしてもoverQさんて、本当に何でも知ってらっしゃる!
広瀬正『マイナスゼロ』に『スターメイカー』も覚えて帰ります〜。
以前集英社文庫から、広瀬正作品がまとめて刊行されましたよね?
あの時に買っておけば良かったと、つくづく後悔しています。
こんにちは、はじめまして。
たら本初参加のブラッドです。
「スターメイカー」の紹介文、見入ってしまいました。
スケールの大きなお話ですねー。
しかし、私には難しいかしらと「マイナス・ゼロ」の
方を図書館で検索しましたが、置いてませんでした。(;_;
これからよろしくお願いしますね♪
Posted by: ブラッド : July 3, 2005 3:19 PM「スターメイカー」は未読ですが、非常に興味深い作品です。
いろいろなSF作品の元的作品とあっては、比較しながら読むのが楽しくなりそう。
「マイナス・ゼロ」!これは名作ですよね。
日本人でもここまで書けるんだと驚いた作品です。
こちらで取り上げられてもらえて嬉しい♪
★picoさん。
人間よりもずっと大きな存在のことを、
宗教的じゃなくて、科学的物理的に描き、荘厳感をあらわす
…というのが、スターメイカーが、その後のSFに与えたインパクトと思いました。
レムもクラークも、このやり方を踏襲してるようです。
「シリウス」が犬のお話で、かなり泣けて、おすすめ。
シリウス→ソラリス→スターメイカーでしょうか(´ー`)
★七生子さん。
「永遠回帰の神話」の著者エリアーデは、著名な宗教学者。
でも、小説も書いていて、最近まとまった翻訳も出ました。小説も、神秘的で面白いです。
「マイナス・ゼロ」は読み返してみたのですが、やっぱり面白いです。「ツィス」という作品もすごいです。
96年に集英社文庫の再版が出てるので、2001年くらいまでなら、きっと本屋さんにあったのでしょうが、残念です。。
★ブラッドさん。
こちらこそ、はじめまして。
「マイナス・ゼロ」、なかったのですか。残念です!
96年に文庫で出てたようなので、そろそろ再刊されそうな気がします。
広瀬正の「マイナス・ゼロ」「ツィス」「エロス」は、どれもすごく面白い作品。
もうちょっと長生きされてたら、きっと有名作家になって、入手しやすかったのになぁ☆
★NARUさん。
スターメイカーは、まだジャンルとしてSFができてない頃の作品で、
作者も職業作家というより、市井の哲学者。
そのため、アイデアを小出しにするとかいうことがなくて(笑)、怒涛のように奇想が繰り広げられるのが、すごいです。あきれます。
「マイナス・ゼロ」はあんなに名作なのに、今は入手困難な模様で、とても残念。
映画化すると、昭和の東京を再現したりして面白いのですが、だめかなぁ。。