ちょっと体調崩して、休んでおりました。
休んでるうちに、ホワイトバンドとか、ちょこっとはやってるんでしょうか。
ホワイトバンドは、援助資金を集めるのが目的じゃないです。趣旨説明に、そう書いてあります。
80年代、ロックスターさんたちが集めた金は、アフリカの国々が先進国に借りた金を返すのに使われ、一週間でなくなっちゃったとか。つまり、先進国の金になった。
結果的に見れば、「飢えた子供たち」という魅力的な商品を使って、スターたちが「正しい人」であることを宣伝しただけ…と、悪口さえいえるかもしれません。
あれから20年。貧富の格差は、むしろ大きくなったといいます。
「おまつり」じゃなくて、長続きする関心を。ホワイトバンドって、なんかミサンガみたいに忘れられそうで。願い叶う前に、願い自体を忘れてしまったミサンガ。。
貧困の問題は、富の分配の問題。経済の問題。
スターやセレブの存在は、貧困の問題の、もう一方の端っこであり、その存在もまた問題なのかもしれないです。
世界の食料は、現在の世界人口の二倍を養うことができるほどある、というFAOの統計もある。それは楽観に過ぎるにしても、適切に流通・分配すれば、飢える人はほとんどいなくなるのだそうです。
ホワイトバンドで、世界の貧困に興味をもたれた方は、「世界の半分が飢えるのはなぜ?」という本がおすすめ。
中高生向きに書かれた本で、わかりやすく、この問題の大まかなアウトラインが得られます。
この手の話をあまり知らなかった人は、打ちのめされるかも知れませんが。
ぜひ、この夏の課題図書に。
世界の貧困をなくすのは、日本国内で地震の被災地を救援するのとはわけがちがい、とてつもなく難しいです。
一方には、人間が使いきれないほどの金。一方には、人間が耐え難い貧困。
魔がはびこるはずです。シエラレオネはベルセルクの世界そのもの。
難民キャンプの子供たちは、手首にバンドをはめているそうです。
限られたクスリとスタッフしかいないキャンプで、「生の選択」をした結果なのです。治療して助かる見込みのある子には、バンドをつける。そうでない子は…。
そのような選択をせざるをえない世界。
シエラレオネのことも、知らない方、多いのかなぁ。。
Imagine no possesions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
Make Love, Not WAR.
overQさん、こんにちは。
ホワイトバンドのプロジェクトを見ていると、「イベント化」することで余計な反発を生んでしまうのではないかと危惧しています。それが誤解であったとしても、誤解されるような伝達の仕方をするほうにも問題を感じてしまうのです。世界経済の政策転換による貧困の解消という方向性は同意できますが、イベントにする必要があるのかどうか。このプロジェクトは、浅い認識だけが広まってしまうことを目的とはしていないはずです。しかし、そうなってしまう要素をはじめからもっているような気がするのです。
アフリカ問題を考えていると途方に暮れるのですが、単純に借金を帳消しにして、資本を投入すればいいという話ではもちろんないわけですね。アフリカ内での貧富の格差も加速してますし。
ミサンガ。。。 私も思い出していました。
Posted by:体調はいかがですか?
この暑さでは体もまいってしまいますね。
昨日からNHKスペシャルで「アフリカゼロ年」という特集が
始まりました。
正直、見ていてもさっぱり事情がわからなくて…
そもそも単一民族である日本人がテロや国際紛争を
理解するのってむずかしいような気がします。
ホワイトバンドは確かに時期を過ぎたらまた忘れてしまうかもしれないけど
まあ、何もやらないよりちらっとでもそういう国があるんだという
記憶が人々に残ればいいという感覚なのでは?
そのイベントがスターの売名行為に利用されていたら
それは問題だけど。
まずは日本人が世界が抱える問題を切実に感じられるかが
先決ですね。
私も含めてだけど…(^^;
まずはoverQさんがご紹介してくれた本を読みたいと
思います。
★SugarCheapさん。
ホワイドバンドは、いろんなブログでも取り上げられてて、興味をもたれた方は多いみたいです。
若い人が、やっぱり多いですね。賛同してるセレブの顔ぶれも、20代の人がターゲットなのでしょうか。
若い人のほうが、世界の貧困のこと、学校なんかで習って詳しいのかと思ってましたが、そんなことはないみたいです(笑)
思った以上に、みなさん、この問題の具体的な中身を知らないみたい。
このレベルなら私ごときでも、啓蒙のお手伝いできるかなと思って、記事を書いてみました。
貧困は強力な商品で、世界からお金をやすやすと集めることができる。
そのことを、アフリカ諸国の大統領や官僚も、開発業者も一部の援助団体もよく知ってる。
援助してもしても、全部、横取りされてしまい、貧しい人は貧しいまま、慢性的貧困状態です。
アフリカでも、一部の人はめちゃめちゃ金持ち。ハイテクの傭兵をやとって、抵抗するものはどんどん殺しちゃう。
現地の惨状を報道しようにも、「誘拐ビジネス」がはびこっていて、すぐ拉致されて、身代金要求となる。
なにか、ほんとうに、恐ろしい気がします。。
★LINさん。
90年代の後半、スペインの海岸に、アフリカからボートでやって来る人たちがいました。
彼らは、そこが「海の向こう=アメリカ」だと思って、やって来たのです。
シエラレオネから、逃げてきた人たち。
シオラレオネは地獄だったので、乏しい知識をたよりに、夢の国アメリカへ逃亡しようとしたのです。
シエラレオネは、金の鉱山があります。
この利権を得ようとするいろんな勢力がありました。
で、戦争状態になる。
村々を襲い、子供をさらう。
十歳に満たない少年たちは、兵隊にさせられる。
小学低学年くらいの子供たち。
麻薬漬けにします。注射とかじゃないです。腕を切り裂いて、血管に直接麻薬を投与。
彼らは、狂った兵士になります。
故郷の町を襲う。
親や兄弟を殺します。いや、殺すのじゃない。
殺してしまっては面白くないので、腕や足を切り落とす。
そのほうが、あとあと困るので、麻薬で狂った精神には、それが面白いのです。
老人から赤ん坊まで、みんな手足を切られた村があります。
シエラレオネは世界で一番平均寿命が短い国です。
今は90年代ほどひどくないようです。でも、ほんとのところ、どうなのかはよくわかりません。
BBCが番組を作ってて、ときたまNHKでやります。
報道も、ここまで過激な状態の現場には、入れないのです。
「誘拐ビジネス」が一般化していて、行くとさらわれて、身代金を要求されるのです。
だから、伝えられているのは、ほんの一部らしい。
たいへんな世界です。。
Posted by:こんにちは
とても意義あるお話をありがとうございました。
>貧困は強力な商品で、世界からお金をやすやすと集めることができる
というご指摘は、まさにそうなんでしょうね。
NGOの人でも「NGOはビジネスである」とはっきりおっしゃる方もいるようですし。
10年近く前ですが、私のいる団体で北朝鮮に米の援助をしようとしたことがありました。
たしか食糧危機がかなり言われていた時期かと思います。
これも中でだいぶ議論になったのですが、最終的には援助することで落ち着きました。
とはいえ、それもその後の確認がとれているわけでもありません。
overQさんご指摘の場所も含め、たいへん困難な問題なのか・・と嘆息するばかりです。
★shosenさん。
貧困の問題は、おおもとは分配の問題なので、
子供のように考えると、
食料は十分にあるのだから、飢餓は存在しないはず
…なのですが、なかなかそうもいかないようで。
輸送や通信の手段が発達しても、
むしろそのせいで貧富の差が拡大するのは、
あまりに過酷な逆説です。
物に値段があると考えるのはニンゲンだけなのですが、
たぶん他に知的生命体がいたら、
こんなドンくさい分配はしないでしょう。
というか、アリの社会でも、こんなヘンテコな分配はしないのです。。
でも、飢える子供にあわれを感じるのはニンゲンがいちばん強いかもしれません。
その思いは、物に値段を見出す習性と不可分であったりもして、
なかなか手に負えない問題ですが。。
アジアはアフリカに比べると、だいぶ未来が明るく見えてきてるのだそうです。
「援助の横取り」の問題を解消できて、具体的な援助に着手すると、次の問題は教育らしいです。
言葉も計算も知らない。時間という概念も持たないし、地球儀を見せても、自分の住んでるのがどこか指せない。
食後に薬を飲むようにいっても、食事は不定期で、食後ということがわからない。。
なかなか厳しいですが、「横取り」の問題さえ解消できれば、
それからの道のりは、長いにしても、前進あるのみなので、なんとかなるはずなのです。。