津原泰水がSFマガジン8月号に、新作を書いています。
「午前の幽霊」(後篇)
「読みきり」と表紙には出てますが、実際は不定期連載のようです。「夢幻泡影」の三回目。
お話はこんな感じ。
事故で娘が寝たきりになっている男。妻はすでにいない。
娘は昏睡状態だけれど、病院は彼女の魂をネットワークとつなぐ実験をしたのかもしれない。
首都では、ネットをめぐる幻影と事故が起こっている。それは、娘と関係しているらしい。
謎を探る男。
また、娘の主治医だった男。女装癖がある。三話目では、「女」になっていて、娘の父である主人公の男のパートナー。
ふたりで、謎を追っていく。
というようなお話。三話目だけしか読んでないので、かなりあやしいあらすじですが(;・∀・)
シックです。地味です。「女」が語り手なのですが、ストイックな文体。「赤い竪琴」の主人公の語りと似てますが、もっとハードボイルド。そして、「竪琴」と同じく、内側にはちきれんばかりの思いを抱えていて、ときどきほとばしる。
例によって音楽(ジョージ・ハリスン)についての、独特の見解も。小説自体にどう組み込まれていくのか、ちょっとわからないけれど。
…今見る限りでは、売れなさそうです(´ヘ`;) 非常によいのですが、シックすぎ。ツカミがない(笑)
あいかわらず、まつりにくい津原。こんな書評でよいのか。。
愛のありかが複雑で、面白くなりそうなのですが…地味です。
overQさん、こんにちは!
津原氏の新作、「妖都」みたいな感じなのかなと思ったんですが、そうでもないのでしょうかー。確かにツカミがなさそうな感じもしますね…
でも面白そう。この話がどんな風に書かれているのか、すごく読んでみたいです。とは言っても実は連載ものがとても苦手な私、読む時は完結してから全部まとめてということになりそうですが…。図書館にSFマガジン入ってたかしら。入ってたらいいなあ。
そして、ミナトン(笑)、そんなに店頭になかったんですか! 今ならどんどん売れるのに勿体ないですね。
私は「都市伝説セピア」と「白い部屋で月の歌を」を読んでるんですけど、どちらも絶賛というほどではないにせよ、それぞれに良かったです。そして「都市伝説セピア」の方は、かなりoverQさんがお好きな感じなのではないかと〜。
★四季さん。
こんばんは☆
ツハラの新作、地味です!
植物状態の娘の意識が、ネット上に流出して、それが都市に混乱をもたらしている…というようなことらしいのです。
でも、それははっきりせず、父親が必死で、娘の痕跡を探し回るというもの。
その父に同伴するのが、ジェンダーのはっきりしない存在で、これが語り手です。
この枠組みは、非常に渋いです。でも、地味です(笑)
もはや「妖都」のころみたいに、ウケ狙いのサービスはやる気がないみたいで、
SFと銘打ちながらも、ジャンルさえさだかでないです(;・∀・)
前回の連載が、SFマガジン一月号で、かなり不定期。ひょっとすると、ほかの作家の原稿に穴ができたとき、穴埋めに使われているのかも(´ヘ`;)
津原さん、ほかにも新作連載がどこかであるそうで、そっちはメジャー狙いです!
海洋物で、アニメとからんでるかもしれません。
そして、ミナトン(笑)
直木賞受賞作は傑作でした。ミナトンはヤスミンとちがって、順調に売れて行きそうな気がします。
それにしても、直木賞も、商売的にはドンくさいですよね。
芥川賞と直木賞は、テレビ・新聞などのメディアでも報道される唯一の賞なので、
商売的にはもっと戦略的でもいい気がします。
でも、ドンくさい出版業界も嫌いではないですヽ(´ー`)ノ