AZ::Blog はんなりと、あずき色☆: 秋のお料理実験室まつり #4 「オクラ梅」

秋のお料理実験室まつり #4 「オクラ梅」

written by overQ
September 13, 2005

白いご飯は、食の基本。
しかし、白いご飯をそれだけ食べはしない。おかずが必要。

おかずの最小単位を考えてみると…それは「」ではないでしょうか。
ゴハン、パン、パスタ、じゃがいも、トウモロコシ…どの主食でも、まずは塩が、オカズの第一歩。

徳川家康は「いちばんうまいものは何か」と聞かれて、「塩」と答え、
「いちばんまずいものは何か」と聞かれて、「塩」と答えたとか。
確かに塩は味の基本でありながら、わずかに量を超せばエグいし、足りなければ味気ない。

また。
前回、前々回に作った、ナスの田楽とグラタン。
このふたつ、味の構成が似てる。
ナスというほとんど味のないものに、味噌あるいはチーズという塩味の強いものをトッピング。

お料理の原理を発見しようという、このシリーズ。
すると、料理の第一原理は、このようなものではあるまいか。

淡白な味のものに、塩味。

おお、なんとわかりきった原則…orz

もう少し仔細を検討すると、
味噌とチーズはともに発酵食品…その旨味が加わるのではないか。
家康の言うように、塩は少し量を過ごすだけで、まずくなるのですが、
これをまろやかにやわらげるのが、旨味とコク。

さらには、田楽は味噌にカボス・ミョウガなど薬味を加える。グラタンはチーズにトマトソース。
酸味あるいは苦味が、塩分量を減らす役割をになっています。

・塩+旨味…まろやかに
・塩+酸味…塩分量を減らす

これが塩の基本式。塩それだけでは過剰にも過小にもなりがちなのを、コクやすっぱさで、緩和する、と。まあ、当たり前なことから、コツコツと。

オクラ梅 with とろろ
オクラ梅

  • オクラ
  • 梅干
  • しょう油

オクラを軽く茹でる。しゃきしゃき歯ごたえが残るくらい。(やわらかく茹でてしまったら、ご飯にかける)
オクラを薄くスライスし、梅干を細かくみじん切りしたものとあえる。
しょう油を少々たらして、お命いただきます。
さらに、長イモがあったので、すりおろしてみました。うまうま〜★

[証明]
オクラ・長イモという淡白な味に、梅干の塩(第一原理)。
梅干は酸味あり(塩の基本式)。
ゆえに、おいしい。
これを「塩梅」というなり。



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コメント

オクラ梅、うちでもよく作りますよ。
オクラを摩り下ろしちゃって、お豆腐の上にのっけてもGOODっすよ。

Posted by: Site icon ne_san : September 13, 2005 11:23 PM

徳川家康のその問答は知らなかったんですが
シェイクスピアにもありましたね。
佐々木倫子さんの「ペパミント・スパイ」という漫画の中に
男のための料理の本というのが登場するんですが(架空の本です)
「多少塩を入れすぎたからといって、塩以上に辛くなることはない。料理など恐れるな!」
みたいな文章があって可笑しかったのを思い出しました。(^^ゞ
(結果はものすごーく不味かったみたいですが・笑)

オクラ梅は、私も好きで時々作りますが、
長いもが入ると、さらに美味しそう!
トロトロ同士の法則というのも何かありそうですね。(笑)

Posted by: Site icon 四季 : September 14, 2005 8:02 AM

★ne_sanさん。

お豆腐オクラも美味しそうですね。
テリー・ギリアム監督は、「ドン・キホーテ」撮影前、日本に立ち寄って、オクラ梅を食べたらしいです。
それで、お蔵入りに…。
おあとがよろしいようで。


★四季さん。

塩の話、シェイクスピアにもあるんですね。
そっちが元ネタかもしれません(;・∀・)

ちょっと調べてみると…。

http://www.shiojigyo.com/etc/word03.html

家康の話は辞書に載ってるようなんで、ほんとみたいです。
シェイクスピアは検索したけど、いっぱいありすぎて、わからんです( ;∀;)

以前、本格カレーを作った時、塩を入れようとしたら、ふたごと、どさっと落ちて、塩カレーになったことがあります。
スパイスで辛いカレーなら、まだ何とか食べられるけど、
塩カレーはダメでした…。

Posted by: Site icon overQ : September 14, 2005 7:04 PM

あ、「リア王」です。
リア王の3人の娘が、リア王のことをどのぐらい愛しているかという話で
末娘のコーデリアが「塩ぐらい愛してます」って言ってリア王を怒らせてしまうんですけど
後に誤解を解く場面で、塩について似たような問答があったと思うんですよー。
(しかもその前に、塩抜きの料理ばかり作るという念の入れようで・笑)
かなり昔に読んだっきりなので、うろ覚えなのですが… 違ってたらごめんなさい(^^;。

塩カレー、想像しただけで口の中がしょっぱくなりそうです…。(汗)

Posted by: Site icon 四季 : September 14, 2005 8:59 PM

★四季さん。

アリガト!(´▽`)ございます。
塩と娘の物語。
調べてみますと、「藺草ずきん」というイギリス民話があって、そこで出てくるみたいです。
これも、リア王と同じく、本当はいい娘を、勘違いで疑うような話らしいです。
これが元ネタで、リア王をシェイクスピアは作ったように思えます。

http://www.aichi-gakuin.ac.jp/~kamiyama/tu.htm

娘や息子を追放(勘当)する話ってたくさんあるみたい。
近代以前、財産は親から伝えられるものがほとんどだったので、この手の話が多いのかもしれません。

家康が塩の話をしてるのも、どうやら日本を平和に統治するためには、塩の流通を押さえればよいと、家康が気づいていたことと関係があるようです。
さすが家康、戦国時代を終わらせ、300年の徳川時代を築いただけのことはありますね☆

Posted by: Site icon overQ : September 15, 2005 9:20 PM
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