たら本、第二十回は、混乱と反省の日々:多摩のいずみさま主催、
「これがないと生きていけない」!
今回はとても熱いお題。なかなか難しいです。
難しい気がするのは、「ねばならない」ってところが、すごく絶対的な一冊を選ばないといけない感じがしてしまうからでしょうか。
すこし変換して、
「これがあれば生きていける」
肯定文にすると、いろいろ思いつきやすくなるかも。
おいしいもんとか食べた時、「あ〜、これがあれば生きていけるわ〜」と目を細めてつぶやくふうに。食事のたびにそんなこと言ってる、食いしん坊の人のイメージで書いてみますわ(;・∀・)
で、「これがなければ生きていけない=これがあれば生きていける」本。
子どもが宝物を大切にするような気持ちで大切にしてる一冊をご紹介してみます。
The Best of Little Nemo in Slumber Land Winsor McCay
Winsor McCay は、アメリカの漫画家・アニメーション作家。
二十世紀初頭、第一次世界大戦前後くらいの人。映画の黎明期と同じ時代でもあります。
ジャンルの創成期には、その後乗り越えられない天才的パイオニアが出現することがあるけど、McCayも典型的にそのタイプ。
漫画・アニメーションの最初の天才であり、最高の存在の一人。めちゃめちゃすごいものです。
・たけくまメモ: W・マッケイとアニメーションの始原(1)…竹熊健太郎さんによる、すばらしい長文の解説。
ずいぶん昔の人ですが、その作品はとてつもなく斬新。
すでに多くの映像作家に影響を与えてきました。宮崎駿、大友克洋、絵本作家のセンダック、バンド・デシネのメビウスなど。
映像文化がデジタル化するなか、さらに McCay のすごさが新たに発見されていくはず。
漫画・アニメ・映画・CGといった動的な映像文化に、今なお大きな可能性を開く、McCay作品。
「動く」ということが、静止した絵の中でどのように表現されるか。動と静、その関係と無関係をきわめた、あるいは唯一の存在かも。
ちょっと、ここらあたりで、マッケイの絵を見てみてくださいませ。(これぞ、というところが見つけられなかった…汗)
・Category:Winsor McCay - Wikimedia Commons
・WINSOR MCCAY on-line ! Welcome to the WINSOR MCCAY's website ! WWW.WINSOR-MCCAY.COM
・Winsor McCay, por Federico Reggiani
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マッケイの代表作は、「Little Nemo in Slumberland」。
新聞の日曜版に連載されていた作品。たいへん人気があって非常に長く続いたそうです。
新聞の一面分の大きさで掲載された漫画。でかいです。カラーです。
毎週この作品が読めたんですよね。いいなあ。それだけで購読者になってしまいそう。
新聞のほかの記事は、きっと戦争と失業のことばかりの時代。MacCayが奇想天外な夢を主題とするのは、そのことと無関係ではないはず。
絵のすさまじさ、お話の奇妙キテレツさ、品格と野蛮の共存、止まっているのに動いてる絵、「動き」のエネルギーが凝縮された一瞬、そうは動いて欲しくないほうに動いてしまう物語、夢の原理…圧倒的な作品です。
Nemo少年が見る異様な夢の話で、ベッドのまどろみからはじまり、ベッドで目覚めるところで終わるのが、基本パターン。
先にリンクした私が持ってる本、Nemoのベスト集です。現在おそらく入手困難。世界中でプレミア本になってます。
Nemoはコンプリート版も存在するのですが、そちらも在庫切れのようです。欲しいにゃあ(≡゚∀゚≡)

The Complete Little Nemo in Slumberland, 1907-1908

Complete Little Nemo in Slumberland
現在入手可能そうなMcCay作品は、Nemo関連では一冊、あと初期作品集とDreams of the Rarebit Fiend。これらはいくつか持ってます。
さらに、かなりよさげな研究本(これは最近、出版社を変えて出た再版)。

Little Nemo in the Palace of Ice, and Further Adventures
++
McCayは、最初のアニメーション作家の一人でもあります。
作品のいくつかは、ネット上で見ることができます。
上でリンクした竹熊氏のブログの記事でも、Nemoの短篇アニメが見れます。
そのCGのような動き(!)をごらんください。
キャラクターの360度回転。これは書くのが非常に難しい。彼の脳の中では、CGで立体の数学的構造が再現されているみたいです。
McCayという人、異常な早描きで、ひょっとすると、ひとりで1日千枚以上絵を描けた形跡があります。神です。白黒しかなかった時代、フィルム一枚一枚に手書きで着色して、カラーです。ありえないです。
・Gertie The Dinosaur at The Dinosaur Interplanetary Gazette
彼は映画の始まりの時期に生きています。
子供の頃から絵がうまくて、そこらにあるものを即興で描くことができる神童だった。
動物の気まぐれな動きとかパレードとか、動いてるものを写生することができたようです。これは、じつは非常に特異な能力です。
父は不動産業で、息子にもビジネスで成功して欲しかったらしい。ちゃんとした絵の教育は受けさせてもらえなかった。
しかし、絵の道をあきらめられず、結局、見世物小屋で即興の絵を描いてみせる、ボードビル芸人になる。
ポスターや風刺画を書いたりもしていたけど、当時は漫画の黎明期。
新聞や雑誌のような媒体も、cartoonが購読者に有効にアピールすることに気づき始めていた。
漫画の表現も、コマ割りや吹きだし・効果線を発明した時期。
この新しい流れに、彼は乗った。
一方では映画の黎明期。
動きは静止画の高速な連続として表現できることがはっきりした時代。
MacCayは、子供の頃から、動くものを絵に描くのが得意であり、即興絵師として仕事をしていた。
彼の脳の中にはすでにフィルムがあって、一こま一こまを取り出すことができた。
彼は動くものの姿を、完璧に空想できたにちがいないです。
幼い頃は、実際に動いているものの瞬間を捉えたけれど、たぶんいつの間にか、実際に目の前にないものでも、その動く姿をありありと想像できるようになっていた、と思います。
つまり、現実世界では動かないものも、彼の空想(アニマ)の中では動くことができた。
現実世界に存在しないものも動く。ありえない動きで動く。自由自在に動く。アニメーション。
夢、というのが、MacCayの主題なのですが、夢こそがまさにそれ(竹熊氏はフロイトとの並行を示唆しています。またベルクソンとの類似を指摘する人もいました)。
映画が発明されるまで、人類は動的な映像を表現するすべがなかった。つまり、夢を表現できずにいた。
彼はまた、対象が動くだけではなく、視点(カメラ)が動くことのダイナミズムも、完全に体得していました。
一瞬の中に、あらゆる方向からの視点を空想することができた。それはキュービズムの夢想であり、CGの出現で実体化できるようになったもの。
しかし、彼はそれをもっと端的に、すっきりと、「ひとつの絵」の中で描けたのです。
CGをグリグリと360度パソコン画面で動かすのと同じことを、彼はプログラムを組むこともなく、やすやすと脳の中で夢見ることができた。不気味の谷現象も起きなかったはず。
彼が二次元で表現したものは、つねに三次元につながっていたということ(そして3は4に、夢に)。20世紀がもたらした映像の革命。われわれはまだ、同じ夢の中にいる。
MacCayの絵には、あきらかに、そこに描かれている以上の情報が盛り込まれています。
動線とでもいうか、ベクトルとでもいうか、はじけるような動く感じが内包されている。
無数にありえるものの1コマだと、はっきり感じさせてくれる。この新世紀な映像。
+++
熱弁をふるって長くなってしまいましたが(汗)、もうひとつだけ。
リトル・ニモは、MacCay自身の短篇以外にも、アニメ化されています。
これは、日米合作で、たいへんな紆余曲折を経て、すごい予算をかけて作られました。
企画段階からの製作スタッフには、宮崎駿、高畑勲、出崎統、大塚康生、ゲーリー・カーツ(スター・ウォーズのプロデューサー)、レイ・ブラッドベリ、メビウス、岡貞夫、近藤喜文、友永和秀、出崎統、山本二三―ら、ゴージャズな面々が。
しかし、出来上がった作品は、商業的に失敗、内容も、パイロット版の期待の地平を越えることができなかった。企画を進めたプロデューサーは、藤岡豊。
この経験、おそらく今日のジブリの方針にいちじるしく影響しています。
…本の紹介というより、McCayという人の紹介、リンク集になってしまいました(;・∀・) 一度、この人について書いてみたのだ☆
overQさんとアニメーション?って思ったのですが
幻想的表現が特徴というあたりで、ちょっと納得。
アニメといえば、今や世界的にも日本が聖地ですが
私はアメリカンコミックの絵の方が好きです。
子供の頃、テレビ東京に「まんがの国」という番組があって
トム&ジェリーとかチキチキマシン猛レースとか
日替わりで放送してました。
特に「幽霊城のドボチョン一家」が好きでした。
ドラキュラの声が南利明さん(ハヤシもあるでよーの人)で名古屋弁。
怪物が牧伸二さんで人食いライオンが由里徹さん(笑)
でもそれらもみな、Winsor McCayが元祖だったのですね。
記事に関係ないのですが
overQさん強力プッシュのヤスミン。
新刊『アクアポリスQ』出ましたね。
overQさんはお買いになります?
overQさん、こんにちは。
最近、ケーブルで放送されていた「パワーパフガールズ」と「シンプソンズ」を見たのですが、その源流にはこのような偉大な先人がいたんですね。
少し画像を覗いてみたのですが、いやー凄い。20世紀初頭にこんな風に動きそのものを感じさせる絵をかいてしまう人がいたんですね。今年デビューした作家だと言われても信じてしまいそうななんとも魅力的な描線と完成度の高さ。現在アメリカにこの人の系譜に当たるようなマンガ家がいるのかが気になります。
ところでフラン研ブログにてoverQさんの文章読ませて頂きました。ひょっとしたらいつかバンドデシネについての記事をアップしてもらえるのじゃないかなあなどと淡い期待を抱いています。
それでは、おじゃましました。
OverQさんこんばんわ(^^)
ご無沙汰いたしております。
マッケイという作家を知らなかったので、なんともいえないのですが、(その上英語がちんぷんかんぷん)とてもステキな絵ですね。先を想像させてくれる絵って好きです。
勝手ながらまたリンクさせていただきました。よろしくお願い致しますm(_ _)m
Posted by: ねあ。 : January 20, 2006 6:15 PMoverQさん、こんばんは。
こんなアニメがあったのですね。
ぜんぜん、知らなかったです。
私も、LINさんのおっしゃってるのみてました!
アレは、「幽霊城のドボチョン一家」というタイトルだったのですね。
私も、アレが一番好きでした!
こちらのアニメとは本題はずれてしまいますが、
最近は、ストップモーションアニメを非常に興味深く思ってます。
コープスブライドの中に、ティム・バートンが尊敬するレイ・ハリーハウゼン監督の名がでてくるのですが、こちらの作品は、ひとつも観てないのです。
overQさんはご存知ですよね?
レイ・ハリーハウゼンの中で、これ!というものがありましたら、教えてくださいませ。
わー、なんだかとっても味がある絵ですね。
最初のうさぎの絵、なんだかアリスみたいー。
こういうのを見ると、動いてるところが見たくなりますね。
と思ったら、ネットでも見られるんですか!
でも最後の2つの絵は、また全然違うタッチなんですね。
1つ目がジブリ、2つ目がディズニーって感じ。
1枚2枚見ただけで決め付けちゃいけないんでしょうけど
マッケイ自身の絵の方が躍動感があって楽しそうです。
★LINさん。
サーバの調子が悪くて、コメントの書き込みが、ひょっとしてうまくいかなかったかも。。
申し訳ございません。
あと、コメント欄のデザインも、まだ変えてなくて、読みにくくて申し訳ないです(´ヘ`;)
さて、マッケイという人は、ほんとにすごい人。
アニメーションという概念もちゃんとない時代に、彼が自分の独創で作った作品は、今のアニメータでも書けないような、完璧な動きをしています。
数学的に正しい動きで、CGでないとできそうもないような、異常な正確さを持ってます。
それを現実には存在し得ない、デフォルメした絵でできるんだから、とんでもないもの。
日本のアニメは、いい作品はいっぱいあるんですが、
世間に喧伝されてるのは、萌えとかジブリとかばかりで、ほんとは必ずしもそうじゃないんです。
むしろ、今日本でしっかりものを考えてる人はアニメを作ってる人の中にいるとさえ言いたい気がします。
日本アニメ、「風評被害」を受けてますね(笑)
世界的に進出してるというのも、半分くらいしか本当じゃないです。
商業的には成功したのは、ポケモンだけです。
ディズニーの百分の一も儲けられてないです。
過酷な市場なのです。。
泰水ん、出たんですね、新作、
あー、どうしようかな(笑)
図書館で借りようかと思います。
まさに、アクアポリスが、アニメや漫画と連動するはずの作品だったのですが、どうなったんでしょう。
ヤスミンには、商業的にももうちょっと、頑張って欲しいです。。
★kyokyomさん。
この絵をごらん下さいませ。
http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:Little_Nemo_buildings.jpg
この作品で、四つに分割された中段。
Nemoちゃんは、四つのコマを通じて、斜めにビルを登っています。
問題は、そのビル。
まず、側面がカラーのみで処理されている。
これもなかなかできることではないです。
しかし、もっと変なのは、遠近法が、どんどんキツくなっていくこと。
数学的、といっていいような、CGみたいな処理がされてて、
それが夢の中の独特の緊迫感、キューッとなる感じを演出しています。
これって、コンピュータなしに描くのって、かなり難しいです。
毎週連載で、カラーであることも考えると、こういう遊びを平然と思いつく余裕というのは、異常なものがあります。
影の処理とか、登る動作の変化とか、写真を撮らずに、これを描ける才能というのは、ちょっとありえないです。
大友克洋さんでもこれは絶対書けないです。
でも、McCayって、いつでもこのレベルなんですよ。
変です。どうなってるんでしょう(笑)
大きい絵で見ると、ほんとすさまじい衝撃を受けます。。
★ねあ。さん。
いつもありがとうございます☆
マッケイはすごい漫画家で、ひょっとすると絵の上手さでは空前絶後の存在かもしれません。
ディズニーや手塚治虫と比べても、かなり多くの点でマッケイのほうがすごいです。
この人の面白さは、絵の処理の仕方がすごく数学的で、パソコンみたいなところ(笑)
CGが発達してきた今になって、あらためて発見される天才ぶりがいろいろありそうに思えます!
★picoさん。
>ドボチョン一家。
これが、アダムズファミリーの原作です。
ハンナ・バーベラという、ハンナさん、バーベラさん、二人の女性作家チームの作品。
ほかにも、「チキチキマシーン猛レース」とか「ドラ猫大将」とか「スーパースリー」とか「大魔王シャザーン」とか「宇宙怪人ゴースト」とか、その手のアメリカテレビアニメを一手に引き受けておられます(笑)
>レイ・ハリーハウゼン。
カクカクした動きの人形アニメといえば、この人。
もう、とにかく、一目見て、涙ぐましい努力がわかります。
一こま一こま撮ってます!というのが、一目瞭然な、マニアックな関心を誘う存在で、ネット上でも情報はいっぱいヽ(´ー`)ノ
キッチュな作風が、なんともいえない愛着を誘います。
『アルゴ探検隊の大冒険』が代表作。
あと、『恐竜100万年』。ジュラシックパークの原型です。いや、確かに「特撮」のレベルは、月とスッポンほどの隔たりがあるにしても。
『シンバッド七回目の航海』のチャンバラシーンがすばらしいです。
現在のCG作家は、きっとこのシーンへ心からのオマージュを捧げてるはず。
参上が遅くなってしまい、誠に申し訳ございません。
今回、出題させていただきました不肖愚拙、多摩のいずみでございます。
ようやく、コメント書き込みに成功いたしました。
いや、素晴らしい。感服であります。
アメリカのアニメーションにはまったく不勉強で、マッケイの名すら知りませんでした。
でも、「幽霊城のドボチョン一家」「チキチキマシーン猛レース」「ドラ猫大将」「スーパースリー」「大魔王シャザーン」「宇宙怪人ゴースト」など、すべて熱中して観ていました。
「ドボチョン一家」は、日本での本放映後、テレビ東京系列で、18時45分から15分間の『マンガのくに』という枠が25年ほど前にあり、そこで「かわいい魔女サブリナ」というタイトルで再編集して放映されていたと思います。
ちなみに、その『マンガのくに』では、「キャプテンアメリカ」「マイティー・ソー」「超人ハルク」「アイアンマン」などのアメリカン・コミック原作のアニメが、メチャクチャな日本語の吹き替えで放映されていて、高校生だった私は受験勉強そっちのけでゲラゲラ笑いながら観ておりました。
話がそれて、申し訳ありません。いやはや。
『アルゴ探検隊』は、大好きな作品です。たしかに特撮は現在のレベルから見れば陳腐でしょうが、でも映画としては抜群に面白いと思います。
たしかに、当時はガイコツ兵士のシーンを撮るだけでも、大変な時間と労力だったでしょうね。
アニメとか映画は大好きですのに、やはりまだまだ勉強不足であります。
今後とも、ご指導よろしくお願いいたします。
ああ、よく観ればLINさんも「マンガのくに」を観ていたのですね。同好の士はいるものですね。
再度失礼いたしました。
書き込みができるようになって、つい嬉しくて(笑)。
overQさん、こんにちは(^^)
先日はわたしの記事にトラバしてくださり、ありがとうございました。
読書量が少ないわたしが、『たら本』に参加するのなんて大丈夫かな〜と思っていましたが、たくさんのコメントとトラバをいただき、嬉しく思っています。
overQさんのあげられたマッケイさんのイラスト、とても不思議で斬新で。
こういうイラストもいいなぁ〜としばらく見入っていました。
勝手にリンクさせていただきました。
これからもよろしくお願いいたします。
わ、わ、わ凄い。
overQさんの説明を読みながら絵を見てやっとその凄さが分かりました。僕は何の予備知識もなしに見たら全然わからないです。
>大友克洋さんでもこれは絶対書けないです。
overQさんの文章を読ませて頂いてマッケイってあまりにも特殊で世界中にこんな絵を描ける人って一人しかいないと思わせられたのですが、同時にこの才能は欧米人種の間にしか生まれ得なかったのではないかなどと思ってしまいます。こんな風に空間を把握する能力ってなんとなく日本人にはないような。
などとカンだけで適当なことを述べてしまいました。竹熊さんのページも見にいってまいります。
ところで、overQさんは「雪の女王」って見てますか?
★四季さん。
20世紀の映像文化が、それ以前と違うのは、「動き」を取り入れたこと。
映画が端的にそうですが、漫画もコマによってそれを実現しようとするし、
浮世絵も歌舞伎舞台の「動き」を何とか一枚の絵に表現しようとして、変なポーズを探究します。
風景を描く時でも、風や雲や波の変なポーズをすごく追求する。
なぜか19世紀後半くらいから、世界的な現象として、「動く」絵に人類の興味は集中するんです。
マッケイは、その中でも一番優秀な人のひとり。特殊能力者です(笑)
ほとんどどんなスタイルの絵でも描けたみたい。
でも、一番興味があったのは、動くということを二次元上に表現することだったと思えます。
そういうのは、それ以前の画家にはなかった発想で、CGでどんな絵も動かせるようになった今、マッケイのすごさがようやくわかるようになったかもしれません。
★多摩のいずみさん。
主催者、たいへんごくろうさまです!
マッケイは、日本ではほとんど知られてなくて、著作も一度だけ翻訳されたことがあるんですが、絶版で、大変なプレミア本になってます。
でも、もっと知られていい漫画家だし、とくに映像関係を目指されてる若い人には強くおすすめしたい、といつも思います。
ドボチョン一家のハンナ・バーベラは、女性二人の作家チーム。
ものすごくたくさん、奇想天外なアニメを作ってます。
お二人ともおばあちゃんです。
お一人は、わりと最近、90歳くらいで亡くなったはず。もうお一人も同じくらいの年齢です。
ということは、けっこう恒例になってからのお仕事なんですよね、どれも。
それは、やっぱり、すごいです。なんていうか、かなり奇抜なアニメばかりですからヽ(´ー`)ノ
伝記を書けば、そうとう面白にちがいないです。
アメリカ人らしくビジネスにはかっちりした強欲ばあさんたちらしいので、おそらくいずれハリウッド映画で、彼女たちの物語が登場するでしょう☆
★ひろみさん。
こんばんは!
たら本ご参加アリガト!(´▽`)ございます。
マッケイはすばらしい漫画家で、このジャンルの先駆者です。
もっとたくさんの方に知られるといいのになあと思って、超微力ながら、この記事を書いてみました(;・∀・)
もう70年以上前になくなってる方で、著作権も切れてるので、ネット上でたくさん絵が見れたりします(今回は探してみたら、ちょっと少なかったです。もっと多いときもありましたw)。
というわけで、こちらこそ、よろしくお願いします!
Posted by:overQさんこんにちは。「これがあれば生きていける本」に納得です。
でもoverQさんの事だから、魔界の本とか、呪いの本(?)とか、アラビアの本とか、日本古来の本とか、取りあえず、この世のものとは思えないものが、あどろおどろしい帰ってこれないような(笑)本をエントリーされてるように予想してたんですけど。(笑)。
たくさん紹介して下さってるマッケイの絵、一つ一つゆっくり見せてもらってきました。子供の頃、きっといろんなもので自然に刷り込まれているのでしょうね。アメリカのイメージがそこにあって子供のように心躍る感じがしました。中でも「夢の国のニモ」では、描かれたのがすごく昔なのに、驚くべきことに「現代」の姿がそのままそこにあって、びっくりしました。
優しい色合いとか、overQさんがTOPであげられてる「Slumber Landのnemo」の絵もやはりいいですね。
マッケイという人のことは全然知りませんでした。お恥ずかしい。でも、よさがひしひしと伝わってきました。できれば子供と一緒に楽しみたいと思います。いい本のご紹介ありがとうございます!
Posted by:★kyokyomさん。
マッケイの話、次の記事でもまた書いてみました。
ちょっと長いんでなんですが(汗)、お時間おありのときでもお読みくださいませ。
「雪の女王」やチェコアニメの話もいつか書いてみたいです。
京都精華大の図書館で、外国アニメ、山のように見ることができるんですよヽ(´ー`)ノ
★ワルツさん。
マッケイは今見ても、すごく新しい作家です。
描き方が、CGを前提にしているかのようなところがあるのと、
速度漢がすごいこと。
止まってる絵だけど、リアルに動いてる感じがします。
カメラ位置も自由自在で、これもごく最近になってやっとできるようになった技法のはずなんです。
でも、100年前の人なんですけどね。変です(笑)
マッケイは意外と広くは知られてなくて、本も絶版中だし、今のところは玄人ウケするタイプに見られてるようです。
たぶん、これから、マッケイの影響を受けて仕事をする映像作家が出てきて、
もっともっと有名になってくるんじゃないでしょうか。
私の考えでは、マッケイのほうが、同じ20世紀のピカソより、はるかに斬新です☆
★Miwakoさん。
マッケイはあまり知られてるとはいえない漫画家です( ;∀;)
特に日本では翻訳も一回出たきりで、それも絶版で、現在かなりのプレミア。
ただ、プレミアになるということは、マニアックなファンはいることはいるので、復刊ドットコムでも予定人数は突破しました☆
マッケイの本では、カラーのものが、圧倒的におすすめです。
今入手しやすいものは、白黒ばかりなんで、たぶんお子さんには退屈かもしれません。
いちばん上に紹介したbest of little nemoがいちばんいいんですが、残念ながら現在入手困難。
カラーで大判で、たいへん美しい本なんです。
アメリカだと入手経路があるかもしれません。
思えば、本国ならマッケイ自身の描いた原画も見る機会もありますね!!
今回の記事は、なんとか再刊されないかという思いもこめて、超微力ながら書いてみたんですが。
日本語訳も出てほしいです。
Little Nemoの絵は見た事がありますが、他は初めて目にしました。
どれも素敵な感じ…。本の方も見てみたいかも。
丁寧な説明でより興味が沸いてきます。
★むつぞーさん。
McCayは、今見ても、すごく斬新で、目に気持ちいいです。
今手に入らない本が多いのがザンネン。
カラーの大きい本は、本当に美しいのですが。
著作権は切れてるはずなんですが、日本で本が出るといいのになあ。。
overQさん、こんばんは。
私もマッケイのこと初めて知りました。
この次の記事と合わせて拝見させてもらいましたが、4コママンガとか思わずじっーと見ちゃいますね(*´Д`)
そしてもう一つ知らなかったですが、『リトル・ニモ』のアニメを宮崎駿、高畑勲などが参加して作っていたのですね!
興行的に失敗してしまったというその映画に携わった関係者の一人である大塚康生さんが書いた本『リトル・ニモの野望』、面白そうです!
★みらくるさん。
マッケイ、100年も前の人なのに、今でも新人みたいに斬新です!
アニメを作る人は、マッケイの作品をやってみたいと、思うでしょうね。
アニメ版「リトル・ニモ」のプロデューサー藤岡豊。
日本のアニメは最初は漫画をアニメ化したものが主流だったんですが、このプロデューサーが現われて、文学の名作を作るような流れが出てきたんだそうです。
すごく情熱的な人で、「未来少年コナン」のダイス船長は藤岡氏がモデル(笑)
「ニモ」の失敗でアニメの仕事からは降りてしまったんですが、ジブリにとっては生みの親のような人。
アニメ「リトル・ニモ」は失敗でしたが、DVDには企画段階で作った、数分のパイロットフィルムがおまけでついてて、これがすごいものらしいです。
本編よりそっちのほうが値打ちがあるとかヽ(´ー`)ノ
こんばんは、きみ駒と申します。
今回初めて「たら本」に参加いたしました。よろしくお願いいたします。
とても丁寧な記事、じっくり読ませていただきました。
色合いが素敵ですね。現物を見てみたい。図書館とか資料館みたいなところならあるのでしょうか。
ところで、こちらの右上写真のあずき、つやつやでキレイですね。
茹でたい!甘く煮たい!
そんなこんなで、今後ともよろしくお願いします!
こんばんは。
私は、きみ駒さんのこと、ワルツさんのところなどでよくお見かけするので、よく存じております!
マッケイは、映画以降のビジュアルアートの歴史を考える時、とても大きな存在だなと思います。
デジタル化によって、新しい視覚表現の地平が開けてきた今、
マッケイを振り返ると、いろんな可能性が見えてきそうです。
リトル・ニモの本は現在入手困難なんですが、
ひょっとするとデズニーさんが権利関係でからんで、ややこしいことになっているのかも(;・∀・)
写真のあずき…は、じつはアズキではなくて、大正金時豆です(笑)
アズキ色の大正金時豆。
みなさん、引っかかるので、だましてるようで申し訳ないです…といいつつ、ちょっと面白がってたりして(* ^ー゚)