壱。
Ella Fitzgerald Sings The Gershwin Songbook
¥ 5,273 / Verve
( )
通常3~5週間以内に発送
by AMAZ君(改)
エラ・フィッツジェラルド。シングズ。ザ・ガーシュイン・ソングブック。
前から買おうか迷ってたけど、今日ついに買った。夏のせいかしら。
おエラさんが歌う(「お偉さん」とはアクセントのつけ方がちがう)、ガーシュイン。
何度もガーシュインを歌ったエラ。
でも、このソングブック、表題にはふたつの固有名詞しか並んでないけど、この曲集でとりわけ重要なのは、編曲・指揮のネルソン・リドル。見えない3人目の主人公。
前にも少し、リドルについて、書いたことがあります。リンダ・ロンシュタットがスタンダードを歌ったアルバムの事。リドルの最後の作品。
ネルソン・リドルは、フランク・シナトラの編曲者。というより、フランク・シナトラの名で聴く音楽を作ったのは、ネルソン・リドル。
アメリカ人が「音楽」と感じるものの、かなりの程度を、リドルが作った可能性がある。
リドルを伴奏にむかえると、どの歌手もほんとに幸せそうに歌う。それがアメリカ人の夢なのかもしれない。
伴奏者、伴走者。
マラソンでときたま、伴走者たるペースメイカーが主役のランナーをかわして、優勝してしまうことがある。
ふと、そんなこと、思う…でも、それは幻。アマゾンのレビューにも書いてある。
Riddle enhances Fitzgerald's vocals rather than overwhelming her.
リドル Riddle とは、「謎」という意味。
リドルが伴奏して、心から気持ちよく歌った人たちは、なんだかそのあと、実人生においては不幸になるように見える。
「幸福」をすべて歌に変えてしまったからかな。
…それでいい、と思ったからかな。
おエラさんは男運が悪い人で、最後のブッシュ大統領による戴冠までそうであると言えるのだけれど。お偉さんって、やっぱりひどいオトコばかりなんだろうか。
それにしても、リドルの伴奏というのは、どの時代どの人を相手にしても、ずっと同じ。まるで川や海の流れのように。
伴奏・伴走者であって、enhanceしても、overwhelmしない。
真夏に。ぜひ。
+
弐。
おお。
「怪奇大作戦」がヤフー動画で見れてしまうではありませんか。全話。(8月末まで)
ふふふ(謎笑)
えさらーい、えさらーーーいッ!(謎叫)
DVD 怪奇大作戦 Vol.6
¥ 3,990 / ビクターエンタテインメント
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通常24時間以内に発送
by AMAZ君(改)
怪奇大作戦は、ウルトラマン、ウルトラセブンのあとを受けて、円谷プロが「大人向け」に作った、超常現象もの。昭和43〜44年放送。
怪獣や宇宙人は出てこないけど、科学とSF(もどき)…科学を手のひらに乗せて遊ぶ、自然や人間の謎は出てくる。
ずっとのちのXファイルと似た感じです。
SR(I科学捜査研究所)という民間組織が、科学で難事件を解決するというお話(ヒゲの所長がしぶい)。
Xファイルが影響を受けているのかどうかは知らない。
お話は、一話完結。どこからでも見てよろし。
おすすめは、とりあえず、
第4話「恐怖の電話」
第12話「霧の童話」
第16話「かまいたち」
昭和のテレビの怪奇物なのに、どうしても「名作」が見たいならば、
第25話「京都買います」。
*1
京都在住者は、黒谷さんとか東福寺が熱いですヽ(´ー`)ノ
監督・実相寺昭雄は、短期間にもかかわらず、どしどしロケしていて、驚愕します。
■怪奇大作戦…素晴らしいファンサイト。人はこれくらい何かを愛せる。
あとね、なんといっても、岸田森(1939年10月17日 - 1982年12月28日)。
森と書いて、シンと読む。岸田今日子の従兄弟。よく見ると、顔、とても似てます。樹木希林の最初の配偶者。
43歳で死去。
岡本喜八、実相寺昭雄、神代辰巳監督作品の常連であり、彼が長生きしてると、映画界のさまざまな格付けは大きく変わっていたと思えます。
中島貞夫のヤクザ映画で、彼の姿を見ると、すがすがしい。
怪奇大作戦では、全篇を通じて、タバコの吸い方とジャケットの羽織り方に血道を上げておられます。
かわいい。すごい。かわすご。
顔のアップを撮る時は、逆光で黒い影にしてしまいがちな実相寺監督が、この人だけはまっとうに撮る、斜め顔。鼻に華がある。
怪奇大作戦、いろんな人が脚本・監督してて、バラエティに富んでいて、面白い話もそうでないのもあるですが、もうひとつの楽しみは、ロケで写る昭和の町の風景。
こんなセット、二度と組めないですから(;・∀・)
映画的な意味でも、ほんとに希少な、再現不能な町並み。
映像作品そのものを離れて、独特な感じで心を打つように思えます。安吾が美しいと感じたがった、生きてる人間の作った町。
過ぎ去った昭和と、岸田森。重ねると、切ないね。
ソングブック、密林のカートに保存したままなんですよ…。
先々月に結構買った分のギフト券待ち…。
おエラさんのヴォーカルはどないでしたか?
※おタカさんとか、おトキさんとか、そっち系?
Posted by:これはなかなかよかったですが、ちょっと長いですね(笑)
最初の二曲はボーカルなしだし。
ジャズというより、映画音楽みたいな感じに仕上がっています。
おエラは、人に合わせるタイプなんですね、合わせられる器用さと気転、心配りがある。
(だからオトコ運が悪いと思いますw)
リドルもエラさんも、ともに「人に合わせてる」タイプなので、この作品、全体としてはちょっと押しにかけます。
荒っぽくても、サッチモとやったやつのほうが、ガーシュイン物では代表作になるんでしょうね、やっぱり。ジャズだし。
個人的には、でも、こっちのほうが好きになりそうな予感が…(;・∀・)
こんにちは。おひさしぶりです。ご紹介してくださった「怪奇大作戦」、堪能させていただきました。
おひげが渋い所長を演じた原保美のお母さんは女流歌人原阿佐緒といい、彼女は石原純という当時の日本におけるアインシュタイン研究の第一人者の科学者といっしょに暮らしていたこともありました。科学捜査研究所における所長の薀蓄を聞いてると、なんだかおかしな気分になってしまいます。
遅くなりましたがトラックバックさせていただきます。
美頬さん、こんにちは!
所長さんには、そんなお母様がおられたのですね。
ネット上の情報によれば、阿佐緒の晩年を世話して、その死を看取ったのは、息子・原保美のようです。
原阿佐緒は昭和44年に亡くなってて、
「怪奇大作戦」はちょうどその後に始まっている。
SRI所長のやさしい目は、それが理由のように思えました。
貴重な情報アリガト!(´▽`)ございます。