ワルツさんが、ブルーベック・クァルテットの「テイク・ファイブ」を取り上げておられます。テレビCMでも何度も使われ、聴くときっとあの曲とわかる曲。
で、うちでは対抗して(笑)、ポール・デスモンド「テイク・テン」を。
テイク・テン
¥ 1,500 / BMG JAPAN
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by AMAZ君(改)
ポール・デスモンドは、ブルーベック・クァルテットのサックス奏者。
彼が、ブルーベックから離れ、ギターのジム・ホールとともに奏でる、テイク・テン。もちろんテイク・ファイブのもじり。じつにうれしそうに吹いています。
テイク・ファイブそっくりの曲。 5/4拍子ならぬ 10/8。
この頃、デスモンドの頭の中では、5と10のさまざまなバリエーションが去来していた…と、裏表紙のデスモンド自身の解説にあります(この自作解説はすごく面白いです)。
テイク・ファイブよりも、さらにソフトでスムース。印象がとにかくゆるい(でも、このリズムの可能性をすみずみまで探究しようとしています)。
ブルーベック隊でこっちをやってたら、きっと売れなかったでしょう(笑)
デスモンドは、当時、人気はあるものの、一部の熱いジャズマニアからは「軟弱者」「ぬるポ」と思われてたりもしてて、デスモンド自身、思うところもあったらしい。
まあ、たしかに、ゆるいのは、ゆるいのです。
なんか肺活量とかなさそう(笑)。解剖してみるとソニー・ロリンズの十二分の一くらいの肺しかなかったそうです(嘘。
若い頃から老人のイメージがある人っているけど、デスモンドもそんな気がします。サックスがクラリネットに聴こえる。
その代わり、彼は一音一音の音色をたのしむ。絹の感触のトーン。
ジム・ホールのギターとの掛け合いも、よくうまい人どうしであるような「合戦」にならずに、二人とも控えめ。自己主張しない。勝とうとしない。互いに相手を立てる。溶け合う。
昨今はスムースジャズとかラウンジとかいって軟弱系(汗)も需要が増え、ポール・デスモンドもその流れで再評価されてるのかもしれません。今の耳が求めてる音。
CDのクリスプな音で、スピーカーやヘッドフォンも解像度が高くなって、小さな音で微妙なニュアンスまで聞き取ることがしやすくなった…そんなここ十数年の物理的な状況の変化が、「再評価」をもたらしているのかな、と考えたりもします。
「この、軟弱者」(パシッ!)と言いつつ、ひそかに愛聴してる方も、じつは多そうなポール・デスモンド。
ジャズ評論家の油井正一さんは、デスモンドの評価が高くて、「ジャズを聴き込んだ大人に喜ばれそうな一枚」とか、キラーコピーを放っておられますヽ(´ー`)ノ
明日に架ける橋
¥ 2,039 / ポリドール
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通常24時間以内に発送
by AMAZ君(改)
1968年録音。当時大ヒットしていたサイモン&ガーファンクルをさっそく取り上げた一枚。
軟弱ここに極まれり…(;・∀・)
A&Mサウンドです。ジャズよりも、むしろバカラックのファンに好まれそうな、イージーリスニング。
しかし。
じつはひそかに脇を固めるのが、ハービー・ハンコックであったり、ジェリー・ジェモットやロン・カーターであったり。衝撃のメンバー。
オーケストラのアレンジも本気でA&Mしており(編曲 Don Sebesky)、見かけによらず、あなどれない一枚。
The Paul Desmond Quartet Live
¥ 1,551 / A&M
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通常24時間以内に発送
by AMAZ君(改)
油井正一先生が「ジャズを聴き込んだオトナの一枚」といったのは、これ。
じつは私はこれをもってなくて(´ヘ`;) 感想書けず…。この機会に買おうっと。
Paul Desmond & Modern Jazz Quartet
¥ 1,447 / Columbia/Legacy
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by AMAZ君(改)
ポール・デスモンドとMJQ。
なるほど、これはいかにも合いそうな組み合わせ。
「テイク・テン」の裏表紙解説では、MJQをちょっとおどけてライバル視してたりするんです。
71年、ニューヨークでのクリスマスコンサート。
一曲目のグリーンスリーブズ、ふらりと立ち寄るような出だしから引き込まれます。
日本の印象
¥ 1,835 / ソニーレコード
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by AMAZ君(改)
これはブルーベック・クァルテット。
来日直後に日本をテーマに作った作品。
「フジヤマ」とか「禅は何時」とか「大阪ブルース」とか。
「フジヤマ」のデスモンドのイントロがすばらしいです。「大阪ブルース」の猥雑感もたまらない。
隠れた名盤かも。
overQさんもデズモンド聴いて下さってるなんて、とっても光栄だわ〜。その上私の記事まで紹介して下さって、すみませんです。(*^。^*)
デズモンドのアルトサックス、ふわんと抜けてて楽しげで、ようやく夏の暑さが去って、秋の到来。これから何する?っていうこの季節に合うと思うんです。
もっと秋が深まれば、コルトレーンとかのテナーが聴きたくなりますし。
>肺活量とかなさそう(笑)。解剖してみるとソニー・ロリンズの十二分の一くらいの肺しかなかったそうです(嘘。
・・・って、これ、本気にしました〜(^^ゞさもありなん。って感じだしね。(笑)
>明日にかける橋
私もサイモン&ガーファンクル、勿論大好きです。アルバムも何枚も持ってて、時々聴いていやされてます。でもでも、このメンバー(デズモンド、ハンコック、ロンカーターなどなど)で演るの〜?驚き。よく話がまとまりましたねー。(笑)
>油井正一先生が「ジャズを聴き込んだオトナの一枚」デズモンド&MJQ
は、私も試聴させてもらって、是非欲しくなりました。
グリーンスリーブス、良さげですね。
You go to my head、好きな曲なので、どんな風に演奏してるのか全部聴いてみたいです。
ポール・デスモンドは、じつはいちばん好きなサックス奏者。
オーソドックスな意味で、ジャズを聴く「筋」からいうと、ずれてるのかもしれないけれど。
S&Gを扱ったアルバムは、タイヘンな傑作と思えてならないです。
でも評価してる人はこれまで一度も見たことがないんですが(´ヘ`;)
バカラックやセルメンが好きなイージーリスニングのファンは、このアルバムを「ジャズ」と思い、
ジャズのファンは、このアルバムを「商業主義」と思うのかもしれません。
実際、「ジャズ」の聴き方だと、この作品はゆるいみたいに見えるし、
イージーリスニング系から見ると、あまりにもジャズしてる。
そんなわけで孤立してるんじゃないかなあ。
でも、素で聴くと、たいへんな音楽作品。
ジャズの即興性を利用したやっつけ仕事じゃなく、すごく手間隙かかってます(手間隙かけりゃいいんじゃないにしてもw)。
ジャズのサウンド的な魅力を、どんなふうに繰り返し聞く音として生かすか…という点で、決定的な示唆を与える一枚に思えてならないです。
コルトレーンは、こないだ友人(の友人)からいただいたCDが大量にあり、もう任せて下さい状態です(笑)
「Afrika」というアルバムがすごくよかったです☆