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QnapShots#005 「南座」

written by overQ
February 6, 2007

南座だ

南座。
ちょいと前を通ったので、チャリに乗ったまま、パシャリとスナップショット。

南座は四条大橋の手前。
橋のたもとというのは、重要な「口」。京に限らずどこでも、川で隔てられた、「サカイ」の地。
どこぞから流れてきたよそ者どもがふきだまる、無縁無法の空間。
市が立ち、歌舞音曲が舞い立つニワ。物と春と信仰と呪いをあきなう場。

牛若丸と弁慶が戦うのは五条大橋だけど、あれも史実というより橋にまつわる「見世物=まつり」。流民=「市と祭りの民」が仕掛け人となって流行させたヒーロー伝説。

童子と荒神(御霊)の舞う舞台としての、橋。 *1
義経・弁慶は、歌舞伎の「二枚目」。「よそ者」(アウトロー=アウトカースト)のあがめるヒーローたち。五右エ門が釜茹でになるのだって、この地だ。大石内蔵介だって、サカイで腰掛ける

歌舞伎物どもは、サカイに住まう。

江戸末期になると、もう誰もが自分を流れ者(負け組)と考えざるをえない風潮があった。それはもう、武家、農民、町民商人、職人、遊行の民、善女善男を問わずのこと。

徳川時代のサイの神たち。
これら江戸(穢土)の負け組(御霊)たちは、地下では国学と結びつき、やがて維新を準備する流れを生むように考え始めています。近世の底はう激流。

それは史実でありフィクション。
現実を生きるこの身で生きるは神話。
現実と幻想のサカイで引き裂かれる英雄たち。

…なんか、何かにとり憑かれてきた気がしないでもないです(;・∀・)




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