以前、文字のない小説というものを、ご紹介したことがあります。
リンド・ウォードという版画家が、1930年に出版した、「狂人の太鼓 Madman's Drum」。
版画でつづったマンガのような本。ただし、科白や説明など、言葉は一切なくて、絵のみなのが特徴。
最近、リンド・ウォードの「文字のない小説」を、現代によみがえらせた作家を見つけました。
トーマス・オット Thomas Ott。スイスの漫画家です(1966年、チューリヒ生まれ)。
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by AMAZ君(改)
絵だけ。セリフも説明も一切なし。
白い紙に黒いペンで描くのではなく、黒地に白く細い溝をガリガリ刻んでいく手法も、リンド・ウォードそっくり。
不気味でノワールな…大げさに言えば、黙示録的な、雰囲気。
ちょっとグロいのもあります(;・∀・)
よく考えないと、意味がわからないのもあって、じっくり楽しめます。
日本ではほとんど紹介されてないようなので、怖いもの・綺麗ものみたさに、病めるアナタに、先物買い的におすすめです。
文字がないので、翻訳もいらないし。まず一冊といえば、Cinema Panopticum(シネパンと呼んでください)。
来たれ、t.o.t.t.ブーム!
マニアックなプレゼントにも最適です★(…と、人に買わせようとしていながら、私はマンガミュージアムで読んだのであった…(;・∀・)v
▼絵のサンプルの見れるとこ。
Comicstills - Comic Image Agency - All images
THOMAS OTT - SCHWEIZER COMICSCHAFFEN - Fumetto Comix-Festival 2002
LUCA LORENZON 'Ancora fumetti di frontiera: Thomas Ott' - Fucine Mute 12
◆Thomas Ott…公式サイト。
Cinema Panopticum
Thomas Ott
¥ 2,698 / Fantagraphics Books
( 2005-07-11 )
通常3~5週間以内に発送
by AMAZ君(改)
Greetings from Hellville
Thomas Ott
¥ 1,608 / Fantagraphics Books
( 2002-07 )
通常3~5週間以内に発送
by AMAZ君(改)
Dead End
Thomas Ott
¥ 2,072 / Fantagraphics Books
( 2003-01 )
by AMAZ君(改)
T. Ott's Tales of Error
Thomas Ott
¥ 2,318 / Fantagraphics Books
( 2003-06 )
by AMAZ君(改)
文字のない絵本も結構好きなんです。
案外雄弁なものですよね。
だから、文字のない小説というのも面白そう!
とは思ったんですが。
絵を見てみると… これって、もしや楳図かずおの世界?!
怖いもの見たさで、画像をいっぱい見てしまいましたが
これはやっぱり怖いかも…
部屋に置いてたら、夜その方角を向けなくなりそうです。^^;
でもものすごく物語を感じる絵ですね。
1枚ずつ見るだけでも、色々想像してしまいます。
(だから一層怖いのだけど・笑)
黒地に、白のアップライト…やっぱり、怖い系の絵柄です、オットさん。
この人、カフカを「文字のない小説」にリライトしたら、きっと面白いのになあ(メールを出してみようかしら)。
わりと凝った話が多くて、ちょっと考えこまないとわからなかったりします。
エログロなところもあるのですが、こういう感じのものが好きな若い人は多そうです。
そういえば、こないだ、四谷シモンさんの人形展に行ったら、ゴスロリ系の女の子がいっぱいでした(笑)
エログロでアート系なビジュアルものって、潜在的なファンがかなりいっぱいいそうです☆
マンガミュージアムに行って、海外のマンガ家さん情報を少し知ったので、また別なアーチストもご紹介する予定です。
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