AZ::Blog はんなりと、あずき色☆: QnapShots #033 「キッス」

QnapShots #033 「キッス」

written by overQ
March 17, 2008

kiss

kiss posted by overQ2.0

前の前の記事で、狛犬さんの阿吽のことを書いたら、
奇妙なものに出会ってしまいました。

お稲荷さんのキッス。
伏見稲荷にて。

宇宙の始まりと終わりを表す、という阿吽。
つまり、阿吽のこま犬たちの間には、宇宙が横たわる。
また、あうんは、オームやアルファオメガ(やアイ〜ン)と同語源か知らん
…というようなことを書いた。

ところが、インド亜大陸では、
聖音オームは隔たりなき(矛盾の合一する)一語。
阿と吽は別なものではない。
始まりと終わりは結ぼれている。

「オーム」という一音のブラフマンを唱えながら私を念じ、肉体を捨てて逝く者、彼は最高の帰趨に達する。

「バガヴァッド・ギーター」
と聖バガヴァッド(=旅する車夫としてのクリシュナ)は悩み多き戦士アルジュナに答える。

バガヴァッド・ギーター (岩波文庫)バガヴァッド・ギーター (岩波文庫)

¥ 630 / 岩波書店
( 1992-03 )
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by AMAZ君(改)

すでに、「南無阿弥陀仏の念仏さえ唱えれば」という浄土教の趣きがあり、
さらに背景をたぐれば、あらゆる事物に仏性が宿るという考えに至るんだと、
バガヴァッド・ギーターの見事な翻訳者、上村勝彦さんは書いておられます。

微小な破片となって、あらゆる場所に浸透しているエーテル(空=気)としての神。
一にして無数。こことそこに同時に遍在。
それは第五の元素(The Fifth Element)。AIR
しかし、世界が五行に分かたれる前には、
ただひとつの巨大な「原初のアダム」であった。
両性具有で、宇宙と同じ大きさをしていたと。ダイダラボッチ。

…と、最近、神秘主義にはまりつつあるらしい私。
どんどんうさんくさくなっていく…いや、前からでしたっけ?(;・∀・)

「合一の瞬間」はサカイであり、クリティカルな時空。
神秘主義に憧れるものはそれに惹かれるけれど、
危機的な臨界でもある。
レヴィ=ストロースは、このシャリバリを、すごく嫌がる。
たぶん金融危機や通貨危機、恐慌と同値なものとみなしてる。
(チベット暴動と、ドル下落が同時に起きたのは、「偶然」だろうか?
恐慌と革命。正義の名で行われる悪、悪の名で行われる正義。)
このグラウンドゼロから逃れるべく、
ヒトは「文化」(あるいは差別)なるものを生み出したのかもしれない。

入り口ばかりがいくつも見つかるのに、出口のない場所。

But he heard high up in the air
A piper piping away,
And never was piping so sad,
And never was piping so gay.
-W.B.Y. "The Host Of The Air"



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