前の記事で書いた清涼寺。
このお寺には、「生の六道」なるものがある。
小野篁。
篁公は、昼の貴族の顔とは別に、
地下ではじつは、閻魔大王の補佐をしていた、とカタられる。
地蔵菩薩の化身ともいわれ、
死すべきさだめにない人がまちがって連れてこられた時、
閻魔様にそっと耳打ちして、元の生活に戻してあげた。
中世の書物に、そうして帰還し、篁公に感謝した人々の例がいくつもあります。
小野篁が、冥土へ赴いた入口は、六原の珍皇寺にある井戸。
一方、冥界から今生へ帰還した「出口」が、清涼寺にある、生の六道。
これが、それ。
祈りをこめて。