去りゆく夏に〜5ive Music Clips
夏もそろそろ終り。
昼間はまだ暑さが残るけれど、
お盆まえに比べれば、ずっとマシになって来ました。
朝はタオルケットじゃ寒いくらい。
そんな夏の終りに聴いてみたい音楽をいくつか。
Claudine Longet / It’s hard to say goodbye
ゆるい。
暑くて何もしたくない時に聴くと、
もうほんとに何もしなくていいや、
今度、生まれ変わった時、がんばればいいよ
…という気持ちにさせてくれる(;・∀・)
福田総理にささげたい、クロディーヌ・ロンジェのささやき。
編曲をしてるトミー・リピューマは、アメリカのポピュラーミュージックを裏で動かしてきた人物。
今は出世して、ヴァーヴの会長をしてます。
YMOを世界に売り出すきっかけを作ったのも、この人なんです。
最近だと、ダイアナ・クラールを売り出したのがリプーマの卓眼。
一方、ロンジェさんのほうは、
事件があって、もう業界には残っていないのですが。
The Dave Brubeck Quartet / Koto Song
まだ禿げてないポール・デスモンドと、まだヒッピーみたいじゃないデイブ・ブルーベック。
「琴(古都?)ソング」…幽玄な日本の印象を歌います。
伴奏者に「静寂」も加わっているかのような、岩に染み入る静けさ。
数あるYouTubeの音楽クリップのうちでも、屈指の傑作では。
ブルーベックのピアノの斬新さに、あらためて聞き惚れる。
ちなみに、「使用後」はこちら。禿げてますます盛ん(^_^;)
Burt Bacharach & the A&M ’67 All-Stars / Medley
クロディーヌ・ロンジェからのつながりで、
ハーブ・アルパートを、とも思いましたが、
やっぱりバカラック御大に登場してもらいましょう。
アルパートとのしゃべくりから始まり、
弾き語りメドレーになっていきます。
「歌手」バカラックのすごさがわかる90秒。
バカラックは、「ベートーベンのように唄いたい」
と言っていますが、これはジョークじゃなくて、
本気なんだと思う。
「何かいいことないか子猫ちゃん」から
「アルフィー」に展開するあたりが、恐いくらい感動的。
後半のスターたちのメドレーは口パクかな。
Burt Bacharach / This Guy’s In Love With You
あまりにもバカラックがよかったんで、もう一発。
これはこないだ来日した、80歳(!)のバカラック御大。
この、なにげない弾き語りの、すごさ。
自分自身のピアノと歌によって、
だんだん音楽の中へ引き込まれていく様子がすばらしい。
まさに、ミューズの降り立つ一瞬。
こんなふうに、彼は女性を口説いてきたんだ。
I need your love, I want your love..
それは音楽という形でしか現れない、不在の女性として。
Janis Joplin / Summertime
最後に、ジャニス・ジョプリンのサマータイム。
何度聴いても、やっぱり声がすごいや。
編曲も面白くて、ジャニスのこねる節の曲折を支えます。
熱唱してる時の顔が、押井守監督に似ている件。
死ぬときは、ブルースに包まれていたい。
彼女は過ぎ去る夏のように、現実よりも夢と同じ物質で出来ていた。