フランツ・カフカ国際空港にて

written by overQ

プラハのフランツ・カフカ国際空港は、雑誌の満足度調査で世界最低にランキングされる、不条理極まりない空港。
便の遅れは日常茶飯事、数週間、空港に足止めされることもザラで、中には数ヶ月に及ぶ場合も。

スタッフは乗客の要求にまるで無関心。
カウンターで出発ゲートをたずねれば、そのような便は存在しないと言われ、空港内ではつねにイニシャルで呼ばれつづけます。
時計はつねにあらぬ時間をさしつづけ、案内板に描かれた構内図はエッシャー風。
所持品検査では「恐怖」と「絶望」をスキャンされ、案内テレフォンは帽子屋につながる。。

The Onion のフェイク・ニュース。
モンティパイソンぽくて、面白いです。
行ってみたいな、カフカ空港。ほんとにあれば、世界中の酔狂な輩が殺到しそう☆

ぞんざいに訳しておくと。

ビジネスウィーク誌によれば、プラハのフランツ・カフカ国際空港は、顧客満足度が世界でいちばん低い空港です。
発着の遅れ、ずさんなサービス、威圧的で非人間的な雰囲気が、その理由。
便の遅れは、2位を31時間も引き離す、ダントツのひどさで、数週間も空港に閉じ込められ、中には数ヶ月に及ぶケースもあるそうです。
どのゲートから飛行機が出るかをカウンターで訊ねたところ、そのような便は存在しないという答えが帰ってきた、と話す利用客も。
彼はつねに「S」と呼ばれつづけた、と証言しています。

カフカ空港のナビゲーションの悪さも指摘されています。
シャトル便は、空港をぐるぐる回るだけで、結局、出発した場所へ戻ってきてしまいます。
ゲートB2がB11の隣にあるかと思えば、B14がFターミナルにある、といった始末。
ビジネスウィーク誌はさらに、カスタマーサービスの点でも、カフカ国際空港を最低にランキングし、スタッフが乗客の要求に対してまったく無関心であることをあげています。

受付の男「問題があるようでしたら、こちらに記入していただいております。
記入していただいた用紙は、封書にてお客様のお生まれになった病院の方へ転送いたしております。」

最下位にラインキングされたことに配慮したのか、空港側は情報公開システムを設置し、混乱を避けようとしています。
「発着の繰り上げ・繰り下げは、予告なくキャンセル・延期になる場合があります。」

空港では、無料の電話サービスも開始。
しかし今週われわれが試したみたところ、電話はシュツットガルトの帽子屋につながりました。

乗客は、空港の常軌を逸したセキュリティチェックにも当惑している模様。
ほとんど審判に近いもので、ある乗客は、およそ80分にわたって、
「あなたはあなたがそう称しているところの存在ですか?」と訊ねられつづけ、挙句の果てに、手の甲に「詐称者」と書かれた上で、ようやく解放されたと言います。

空港の警備員いわく、「苦情は一切ありません、問題がある場合、それはお客様の自己責任であり、適切な手順にきちんとしたがっていただければ、問題など発生するはずはないのです。適切な手順にきちんとしたがうこと、これがすべて」

近隣のドストエフスキーホテルも同様に、旅行者からは低い評価を受けています。
便の遅れによって、旅行者の多くがこのホテルを利用し、他の客の殺害に及ぶ羽目に…

空港建物の不気味なコンクリートのたたずまい、
乗客用記入欄の「あなたは何者ですか。動物・微生物・動物排出物・植物」「もしそうでなければ、あなたは何者ですか。」
「あなたは嘘をつきましたか。あなたは嘘をつきましたか。あなたは嘘をついていることは明らかですが…あなたは神を捨てましたか」
…などなど、細部も凝ってます。


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