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25
Oct
2008

QnapShots #047 「水面の夜」

水面の夜

今日25日は、アメリカではまだ昨日。
10月24日…79年前のこの日、
世界恐慌は始まる。ブラック・サーズデイ。
1929年はまた、「蟹工船」の出版された年。
社会主義、労働争議、特高警察、軍国主義
…手を携えてやってくる。対立物ではなく、同じ穴のムジナ。
目のつり上がった正義は、なぜかそれが滅ぼすべきと呼びかける悪と似ている。

今の金融危機と世界恐慌。
どの程度、重なるものなのか、わからない。
はるかに大規模、はるかに迅速。
このタイミングで、オバマは登場する。
ニューディール2.0、あるいはマーシャルプランの再来
…しかし、この連想もどの程度まで当てはまるものか。
New Hope…とルーク・スカイウォーカーのことをふと想うのは、
負わせるにはあまりに重すぎる荷。

今日のニュースではサルコジがやせ細っていて、
再婚したときでもそんなことはなかったのにと、
最近の実務の激しさを感じる。
ゴードン・ブラウン英首相は就任時、かの福田前総理と
同レベルに評されたこともあったはず。
なのに、じつは経済政策に精通していたことが今や明らか。
ブレア政権では財務大臣だったことを思い出さねばならない。
日本とはちがうのだよ、日本とは…と耳と耳の間にこだましてしまう。

ここ数年、クルーグマンのファンで、
経済のこともそれなりに知ってきたつもりなのに、
一手先も読めないのが正直なところ。
30年遅れな今回のノーベル賞で、彼だけがアクチュアル。
アクチュアルにすぎる状況なのだけれど。

そしてバラク・オバマはおばあちゃんのお見舞いにハワイへ。
このタイミングでか。
オバマって人は、ちょっとすごいのかもしれない、
と初めて腑に落ちる。
「その時、歴史は動いた」の
「その時」の中に、11月はやって来る。

日本はたぶん選挙(そうでなくてはならないと思うのに)。
「フツーの日本人」な私たち。
タレントの好感度を決めるのじゃないのです。
「まさかあの人が」「いい人そうだったのに」
と近所の人の犯罪につぶやく光景、
何百回と見てきたけれど、その
「まさかのあの人」を選んでしまうことがないように。
ちゃんと調べて、ちゃんと考えて。
調べるほど、考えるほど、
振り込め詐欺にだまされる自分を、
ちゃんと見据えて。投票したいもの。
「みんな」に流されることなく、
インパクトある広告に浮かされることなく。
しかめっ面の悪意ではなく、健全な批評を。
ブームの浮つきでなく、真正面からのクールさを。

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