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28
Jun
2008

フォントのすすめ

このごろ、ネットで長い文章を読むのが、苦でなくなりました。好きになったといってもいいくらい。
なんでかなと考えるうち、フォントのせいだと気づいた。

去年(07年)の終わりくらいから、UbuntuをメインのOSに使ってますが、Ubuのフォントはかなり綺麗。
マックのがきれいなのは昔から有名だけど、Ubuのデフォルトのフォントもなかなか。
ことにアルファベットは多種多様に美しい。
日本語フォントも、種類は少ないものの、悪くないんです。

でも、「きれい」ということより、可読性というのか、読みやすさがグンと上がった。
多読速読、バリバリ文章を読み倒すのに向いています。

文字の縁のギザギザの処理の仕方が、ちょっとちがう書体。

じつは、Windowsでも、同じようなもの、使えます。
クリアタイプと呼ばれてるもの。Vistaではデフォルトですが、XPでも使用可能。
前にも少し書いたけど、またまたフォントのすすめ。

XPの場合、「メイリオ」と「IPAフォント」(あるいは「IPAモナー」)をインストール、
あとは、クリアタイプの設定をちょこっとすればよいです。
(ちなみに、Windows2000にメイリオを入れると、かなり無残な結果になるらしいですw)
もちろん、Ubuntuを使うという手もある。(ほんとはそれが一番おすすめ☆)

どんだけ綺麗になるか、以下にスクリーンショットのリンクを。
「IPA P ゴシック」「IPA P 明朝」「メイリオ」。
サンプルにつかったのは、青空文庫 「国枝史郎 神秘昆虫館」
明朝が美麗です。

Screenshot-国枝史郎 神秘昆虫館 - IPA モナー P ゴシック
IPA モナー P ゴシック

Screenshot-国枝史郎 神秘昆虫館 - IPA モナー P 明朝
IPA モナー P 明朝

Screenshot-国枝史郎 神秘昆虫館 - メイリオ
メイリオ

英語も見ときますと。
(サンプルページは、ニューヨーク・タイムズ。Op-Ed Columnist - Paul Krugman - Fuels on the Hill - Op-Ed - NYTimes.com
フォントは、「Georgia」かな。どのOSにもデフォルトで入ってますが、IE6ではキレイに表示されんはず。

Screenshot-Op-Ed Columnist - Paul Krugman - Fuels on the Hill - Op-Ed - NYTimes
NYTimes

美しい。
長文を読みたくなります。

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興味深いのは、昔からパソコンを使っている理系の人たちには、クリアタイプ系のフォント、かならずしも評判が良くないらしいこと。
「ぼやんとぼやけすぎ」って印象なんだそうです。

ここで、ひとつの憶測。
プログラミングをやってきた人は、このフォントを好まない傾向があるのかもしれない。
慣れということもあるのですが、もっと大きいのは、プログラミングの場合、一字一字の見誤りが致命的であること。
だから、少々ギザついていようが、くっきりはっきり形を認識できる書体がいい。

一方、大量に文章を読む場合。
一字一字の単位では見てなくて、少なくとも一単語…実際には、数文節を一度に視野に入れて、読んでいる。
視界に捉える文章が大きいほど、速読の度合いが増していきます。
くっきりはっきりじゃなくて、何となくぼやんと掴み取る。
プログラマとは、全然、書体に対する無意識の要求がちがうわけです。
いわば、木を見て森を見ないのと、森を見て木を見ないのと、二通りのタイプがあるってこと。

高速で標識を読み落としやすい人と、そうじゃない人ってのも、このへんと関係することかもしれません。
標識を読み落とす人は、逆に、「サービスエリアのマークを絵に描いて再現する」といったことでは、読み落とさない人より長けているのでは、と予想。どうなんだろう。

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トラックバック

コメント

  1. 悪七兵衛景清 Says:

     遅ればせながら、Blogお引っ越し、おめでとうございます。

     私は文系人間ですが、LinuxやMacなんかの滑らかフォントよりはWindows2000のくっきりフォントの方が好きだなぁと思っておりました。クリアタイプ系のフォントってなんだかぼやけた感じがするので。
     でも、PCのディスプレイで文章を読む時、白地に黒よりも白地に濃いグレーとか、薄いグレー地に黒なんかの方が眼に優しいような感じがします。滑らかフォントの方が楽に読めるというのは、そのぼやけぶりがいいんじゃないでしょうか?これからは長文読むときはLinux、でいってみようかな?

     クリアタイプ系のフォントはWindows2000でもいけるはずなんですが、いまさらやる気が起きないというのもあるかも知れませんね。

  2. overQ Says:

    悪七兵衛景清さま、ありがとうございます。

    くっきり派とぼやん派は、やはり分かれますよねえ。
    これがなぜなのかは、けっこう興味があるんです。
    マックの人たちは、まずたいてい、ぼやんとした方が好きなようです。
    となるとやっぱり「慣れ」の問題…というか、自分がよく使うパソコンがかわいいというだけのことなのでしょうか(笑)

    私は今、UbuntuとWin2000とXPを使ってますが、使用頻度としてはUbuが多くなっています。
    そして、多くなるにつれて、ボヤン系のフォントを好きになっていった…ということは、やっぱり「慣れ」説がもっとも強力なような気がしてきました。。

    株の取引をやる人たちは、いっぱいディスプレイを並べて、黒画面で数字を見ていて、
    独特のパソコンの使い方ですが、あの人たちはどんなフォントにしてるんでしょう。
    一文字でも見間違うと致命的なんで、くっきりしたフォントを好むように思われますが。。

    パソコンのディスプレイの、明るさや大きさなども、大きく影響すると思われます。
    ちゃんと調べようとすると、けっこう難しそう。

    数分で文庫本一冊を読みきってしまうような、速読の猛者の人たちは、どんなふうにネットの文章を読んでるんだろう…とか興味は尽きません。

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