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たら本47 「この作品をこの人の声で聴きたい」

 

たら本。まずは、ちょいとお知らせから。
「たら本データベース」をリニューアルしていただきましたヽ(´ー`)ノ
宣伝サイトも作っていただいております。素敵!
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たら本47

さて、さっそく、たら本47です。
今回は、「慧の本箱」の慧さん主催、お題は、
「この作品をこの人の声で聴きたい」

このお題と似たようなことを、かつて記事にしたことがあります。
AZ::Blog はんなりと、あずき色☆: 「アニメ声に出して読みたい日本語」

この記事はかなり強烈なんで、ふたたび取り上げてみたい。
あまり気づかれてないかもしれませんが、うちの過去ログは非常に充実してるんですよ(笑)
というわけで、いくつか再度ご紹介してみると。。

磯野波平(永井一郎)が読む、川端康成「眠れる美女」

バカモン!波平、ニッポンを叱る眠れる美女 (新潮文庫)

たちの悪いいたずらはなさらないで下さいませよ、眠っている女の子の口に指を入れようとなさったりすることもいけませんよ、と宿の女は江口老人に念を押した。

「娘は眠り通しで、始めから終りまでわからないんでございますからね。どなたとおやすみいたしましたかもね…。それはおきがねありませんわ。」
江口老人はいろんな疑いがきざすのを、口に出さなかった。
「きれいな娘でございますよ。こちらも安心の出来るお客さまばかりにいらしていただいてますし」

川端康成「眠れる美女」

エロい。
磯野波平は戦後の川端作品を愛読しているはずです。「山の音」って、なんとなくサゞ江さん。谷崎より川端が好みなんです、あのハゲオヤジ。

6
Dec
2008

たら本47、開催中です!

 
たら本47「この作品をこの人の声で聴きたい」

たら本47、開催中!

今回は「慧の本箱」の慧さんが主催者さん。お題は、

「この作品をこの人の声で聴きたい」

日本ではさほどでもありませんが、欧米では、有名な俳優や作家自身が読み上げる朗読会というものが、よくあるらしいです。(かの有名なオーソン・ウェルズの英語教材もこの延長にあるもの。)
そもそもは小説家の興行の手段で、ディケンズなんかは朗読会のやりすぎで体を壊して亡くなったんだとか。
印刷が普及する以前は、物語は書物ではなく、語り部がかたるものでした。
YouTube – Stephen King reading at Radio City Music Hall
Audio Interview: Haruki Murakami
The Mercury Theatre on the Air

日本だと落語家がその末裔のはず。
今はお笑い系のものばかりだけど、落語家に小説を朗読してもらうと、きっとすごくうまいと思います。
だって日本の小説の文体を作った明治の文豪たちは、二葉亭も漱石も落語をすごく意識していたのだから。

今回の絵は新しい手法を開発して、CG風に描いてみました。遠近法がすごく変です。
なお、本の前にあるのはマイクです。昭和の頃のマイクだそうです。けっして電灯ではありません(-_-;)

たら本47

たら本46 「つい、うっかり」 〜 ホフマン「悪魔の霊酒」

 

「つい、うっかり」
…というのは、いたくフロイトの興味を惹くものだったようです。
錯誤行為、と精神分析では呼ばれます。
うっかり…偶発的におこなっているように見えて、
じつは無意識の意図がある。
そう勘ぐってみるのが、フロイトのやり口。

でも、古代から人は、何となくこのことに気づいていたらしい。
悪魔(=神)は最初、「つい、うっかり」の形で、囁きかける。
「魔がさす」という。
事件のあと、当事者から発せられる「つい、うっかり」は常套句。

それに運命もまた、
「つい、うっかり」の姿で来訪する

神様は「つい、うっかり」な仕方で、世界を設計したのだから。
天網恢々,疏にして漏らさず。

4480422072

6
Nov
2008

たら本46、開催中!

 
たら本46「つい、うっかり殺人事件」(光沢あり)

たら本46、開催中です。
主催者さまは、「時々、読書感想文。」の、おなじみ菊花さん
お題は、「つい、うっかり」。

第46回「つい、うっかり」
本にまつわる貴方の「つい、うっかり」なエピソード
または、
「つい、うっかり」が描かれている本を教えてください。

例えば、
本を読んでいたら電車を乗り過ごした。表紙だけ見て本を大人買いした。アマゾンを見ているだけのつもりが購入ボタンをクリックしていた…。そんな「つい、うっかり」エピソード。
あるいは、
「裸足でかけてく、陽気な♪」彼女など、「つい、うっかり」なトボケた登場人物は、小説やマンガの物語を転がす重要なキャラクターとして人気者。そういった人物や事件が登場する本の紹介でもOKです。

「時々、読書感想文。」


たら本45 「ご老体本。」

 

たら本45バナー私にはどうも、「老大家」の作品を
ありがたがる性癖があるようなのです。
(と、悩み相談風に始めてみる。)

今はそれほどでもないけれど、
十代二十代のころは、特にそうだった。
「最後の作品」とか、「未完に終わった遺稿」とか、
「作家が最後に到達した境地」とか。
そういうあざとい惹句が帯に踊ってたりすると、
ついつい手を出してみたくなる。

「老賢者」というファンタジーによく出てくるイメージ。
あれをどこかで信じてるんだと思う。
老いた人にだけ可能な「知恵」が存在していると。

自分が年をとるにつれ、
また自分の知ってた人が年寄りになっていくのを見るうち、
そうした「幻想」はだんだん幻滅に変わっていくわけですが(;・∀・)

…てなわけで、たら本45です。

今回は、「-scope」の時鳥さんが主催者さま。
お題は、

「ご老体本。」

本に出てくる魅力的なご老体、また、ご老体の書いた本、ご老体のための本、これからご老体になる人のための本、などなど、老人や老犬、老猫、老木、ほか、年老いたものに関する本をご紹介ください。