前の記事で、皿屋敷のお菊さんが、じつは群馬出身であることを書きました。
播州か番町か、本家争いもあるお菊さん。
ですが、もともとは、群馬の甘楽郡あたりを支配していた小幡一族の氏神さま。
近世の始まりの頃、いくさに負け領地をうばわれた小幡氏。
江戸時代には徳川の家臣となってあちこちの藩で仕官し、その先々で「お菊さん」を池や井戸でまつったため、これが日本中に四十ヶ所以上あるという皿屋敷伝説のもととなりました。
…この説って、定説になっててもおかしくないんですが、意外と知られてなくて、私もついこないだ見つけたんですけどね☆
また、小幡氏の元いた地域は、伝説のたいへん濃ゆいところ。
十字架伝説を持つ石碑、不可思議な羊大夫の伝説、水神としての蛇を祀る風習も広く見られる…。
「お菊伝説」も、本当はもっと大きい、この地域にいきづいていた神話の一部分、バリエーション。
…とりあえず、これでお菊さんの出身地はわかったのです。
ただ、小幡一族の伝承では、「皿」が出てこない。




