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5
Dec
2009

風雲!ひめじ城

   
  

風雲ひめじ城右の写真は、明治時代の姫路城。
今でこそ世界文化遺産に登録された天下の名城ですが、幕末から明治のころには、このような無残な姿をさらしていました。
明治四年には競売にも出されてて、23円50銭で落札された、姫路城。

屋根の上に雑草が高々と生い茂るような状態ですから、きっと城内もすさまじいことになっていたはず。
夏場だと虫がいっぱい湧いて、おぞましいことになっていたにちがいない。

巨大な廃墟であって、播磨平野を見下ろし、あたり一帯にどんよりした影をおとしていた。
夜がすごかったでしょう。闇の城となってそびえ立ち、街を威圧していた…と思うと、ちょっとわくわくします(’-’*)
それはもう、最凶のお化け屋敷。
廃墟や心霊スポットに行くのが若い人の間でブームですが、明治初期の姫路城はそうとう怖い場所だったと思われます。
おさかべ姫の伝説や、お菊井戸の物語も、この魔城がそびえ立ってこそ、リアルな恐怖となる。
逝ってみたかった。。

 
5
Oct
2009

穴のあいた神さま

   
  

I read the news today oh, boy
Four thousand holes in Blackburn, Lancashire

The Beatles “A Day In The Life”

サイトクサン

神さまにがあいている。
この現象を最初に発見したのは、山陽道でした。
姫路の城下町に入る手前の、「御着」という場所に祀られるもの。

これまでも何度か取り上げましたが、この石は、サイトクさんと呼ばれています。
のあいた神さま。

 
13
Sep
2009

QnapShots #062 「千年の家」

   
  

千年家。
姫路からずうっと北へさかのぼった、安富町の皆河という里にあります。
姫路市|古井家住宅(千年家)

建築様式から、室町末くらいに建てられたものと推定されるそうです。
民家としては、日本でもっとも古いもののひとつなんだとか。

 
11
Sep
2009

尻尾の巻いたお姫様─刑部姫物語

   
  

妖怪おさかべ

青行灯天守閣の五層目に夜な夜な灯がともる…
そんな怪異がつづく姫路城。
城主は若い侍に提灯を持たせ、
「あの灯をここに灯して参れ」

若侍が天守に登ると、年のころ十七八の女、十二単を着て、
「なぜこちらへやって来られましたか」
「主人の命にて、この提灯にその灯を灯して参れと」
「それではどうぞ、お持ちなさいな」

頂戴した灯を点した提灯をかかげ、侍が三層目まで降りたところ、
ふいに灯が消える。
ふたたび天守を登って、灯を乞うと、
女はしるしにと櫛をもたせる。

持ち帰った提灯の火は、侍が持つと灯るが、
城主が手にした途端、消えてしまうという不思議。
櫛は櫃の底にしまい置いたはずの形見。

心引かれたか、城主みずから天守に赴く。
が、そこには誰一人おらず。
すると不意になじみの座頭が訪れて、
「城主様おひとりではさみしかろうと思いましてな」

座頭は琴の爪を入れた箱のふたが開かず困っているという。
城主が、どれ渡してみせいと、手に取ると、
手にくっついたまま、離れない。
足で蹴り落とそうとすると、今度は足までくっついてしまう。
城主がのたうっていると、座頭は一丈もある鬼と化して、
「われはこの城の主なり。
われを疎かにするなら、この場で引き裂いてしまうぞ」

次に城主が目を覚ました時、すでに夜はあけていた。

「諸国百物語」(1677年)に描かれた、姫路城の怪異の物語。
泉鏡花はこれを元に、「天守物語」を著した。
ここに出てくる「侍」を、宮本武蔵とする巷説もあり。

 
5
Sep
2009

屋根の下の神さま─「呪怨」と「天守物語」

   
  

ひとつ屋根の下

屋根コラージュ1

われわれは、家というと、
人間が住む場所だと思っていますが、
しかし、それはそうではないかも…という話。

霊柩車にはなぜ屋根があるのかな
と思ったのが、そもそもの始まり。
考えてみると、「なぜ屋根があるのかな」シリーズ
という一連の素朴な疑問集があって、
大相撲は体育館みたいな屋内で行われるのに、
なぜか屋根がある。
能の舞台も、室内なのに、屋根の下に屋根。

屋根の下にあるのは、仮面をつけた舞い、
綱をつけた相撲取り、
そして三角の布を額にまいた死者。
それらはたぶん神とみなされるもの