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岩神、大井子、あははの辻。

  

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西陣の岩上神社

西陣のとある一角。
最近区画が整備され、新築の家が並ぶ、この地に、
高さ2メートルほどの巨大な岩が、にょっきりそそり立つ。
綱を巻かれ、神として祀られています。

岩神さま
お乳の出がよくなるのが、ご利益。たぶん女神さま。

さまざまな来歴を経て、この地にやってきた。
京の民は、ことのほか、この岩神さまに感心があると見え、
その複雑な来し方は文献からたどることができます。

西陣にいらっしゃる前は、今出川門の南、
江戸時代、八条殿があったあたり、路上に転がされていた。
というのも、これを禁裏の後水尾院の築山の立石としたところが、
禿童(カムロ=カッパ)と化して夜行する、吠えるなどの妖怪事。
道に放られたあと、寛永のはじめ、西陣に祀られたらしい。(「菟藝泥赴」)

庭石にされる以前は、中山神社に祀られていた。
中山神社は、二条城の南、岩上通りにあります。
「岩上」というのは、もちろん岩神さまのこと。
この神社は、以前はもう少し北、
今は二条城の東北辺にあたる場所にあった。


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二条大宮、通称「あははの辻」のあたり。
冷泉院があり、
そもそも岩神さまはそこに祀られていたもの。

17
Aug
2008

姫路から京都へ来るもの

  

お盆は、姫路に帰郷。
新快速で姫路から京都に戻るあいだ、ぼんやりと播磨から京都にやって来るものどものことを思う。
「日本」史に落ちる、巨人の影。

姫路城の逆光

  +

陰陽師・安倍晴明のライバルは、蘆屋道満
播磨出身の法師陰陽師
晴明と道満の呪術対決は、中世説話から歌舞伎を経て、現在の陰陽師ブームまで、賑やかにカタられる。
晴明神社の☆の紋章「五芒星」は、ドーマンセーマンと呼ばれる。「道満=晴明」ということ。

蘆屋道満は、播磨から京都にやって来て、藤原道長に術をかけ、晴明に破られる。ために、播磨に追い払われたとも。
やって来るのか、払われるのか。
しかし、すべての「退治(エクソシスト)」伝承がそうであるように、ここでも「鬼(悪魔)」と「鬼退治(払い)」は同一人物である。
どーまん=せーまん。