王子さまの魅力に感染…したい?
いづれの王子さまから始まったのだったか
…ハンカチ王子とか、「王子さま」ブーム。
テレビ映えのする美形男子には、
この呼び名を与える風習がしばらくつづいてます。
しかしながら、日本で伝統的に「王子」と呼ばれるものは、
じつは全然ちがうものでした。
いわゆる「疫病神」
…比喩ではなく、文字通り、
伝染病を運んでくる目に見えない鬼の魂魄。
それを「王子」と呼んで、お祭することが多かった。
コレラとか、鳥インフルエンザとか、O157とか、
プリオンとか、メタミドホスとか、
そういうのが、ほんとの王子さまです(-_-;)
日本各地に、「王子」の名を持つ地名が名残りをとどめる。
東京の八王子、神戸の王子動物園。
京都だと、岡崎の王子町、
下京の悪王子・元悪王子、左京の若王子、北区に福王子など。*1
みなさんのお近くにも、きっと「王子様」がおられるはず。
疫病がはやると、お祭りをして、荒神をしずめた、その痕跡。
「若宮」とか「今宮」と呼ばれることも。
「将軍」っていうのも、じつはこの系統だし、
ほんとに全国津々浦々、たくさんいらっしゃる王子さま。
¶ Footnotes:
- 若王子は少し系統がちがって、
熊野権現・十二所権現の流れにあって、
仏教と習合しながら、整備され、
天照大神、その子ニニギ尊をお奉りします。
でも、大元の由来は、同じかもしれない。
八幡さんも、じつは母子神として、根っこがつながる。
御霊として祀られるのも、八柱。
また福王子は、桓武帝の孫で、宇多天皇の母・班子皇后を祀り、
平安時代でも母子神としての王子信仰が生きていた。
天皇が天王であった平安京のはじめ。
斑子女王の「斑」は、班女に通じること。 [ ↵ ]


