Flickrで見かけるすごい写真はこうやって作るらしい

written by overQ
fakeHDR by GIMP + qtpfsgui

HDRというらしい

Flickrでよく見かけるようになった、すんごい写真。
朝焼けの風景がマジカルな色彩で輝いてたり雲が超現実的にうねうねと空を支配していたり別世界のような夜の闇に塔が立っていたり

HDR、と呼ばれるもの。ハイ・ダイナミック・レンジ
写真だと、空は真っ白けに飛んでしまったり、逆光や暗がりは真っ黒けにつぶれてしまったりするけれど、人間の目だと、空には雲の模様が見えるし、逆光でも物体の詳細はくっきりとらえている。
そこで、露出を変えて数枚の写真を撮り、明るいところや暗いところを合成してやろう…というのが、もともとの発想らしいです。付け焼刃なんでぞんざいな理解ですが(゚ー゚;

もうひとつのキーワードは、トーン・マッピング
写真やモニタで白や黒につぶれてしまうのは、それくらいすごく明るかったり暗かったりするといこと。
たんに明るいところや暗いところを合成しても、本来の明るさ・暗さの強弱が表現できてない。
それで本来の強弱のトーンに詰め直してやるのが、トーン・マッピング(たぶんw)。

人間が絵を描くと、すごく明るいところも、すごく暗いところもちゃんと描く。
HDRの画像も、スーパーリアルな絵画めいた雰囲気を持っている。

わりと簡単にできるらしい

じつのところ、HDRという言葉は、つい数日前に知りました(;・∀・)
あの手の写真は、ものすごく特殊なカメラで写すのかと思ってました。

ところが、ですね。
どうやら簡単にできちゃうみたいなんですわ。
ソフトもあって(フリーで使えるのもある)、だから、Flickrで外人さんたちが燃えてるんです。

露出を変えた三枚の写真…もかならずしも必要でない。
たしかにうちのカメラは、露出を変えて連写する機能がついてました。オートブランケットっていう機能。
使ったことなかったけど、こういう楽しみ方が隠されてたんですね。三脚がないと、ブレてしまいますが。
でも、一枚の写真からだって、デジタル加工で擬似的にHDRみたいなことができる。
だって、レタッチのソフトで、明るすぎる写真や暗すぎる写真をよく補正してますもん。考えてみれば、それはそう。

最初…といっても今週の初めころ、私はソフトの存在に気づいておらず、GIMPやPhotoshopで、レイヤーを作って、自力で合成していました(≧∇≦)
原理はわかってるんで、写真の明るいところや暗いところをあれこれ加工して、合成してました。
チュートリアルやプラグインもあって、いろいろやってみて、おもしろい絵はできるものの、なんかちがうっ。

fakeHDR by GIMPfakeHDR3
fakeHDR by PhotoshopfakeHDR

で、検索してるうち、このページにたどり着いた。
HDR tutorial: how to create HDR photos with free Qtpfsgui and GIMP

Qtpfsguiという、ヘンな名前のソフト。WinでもLinuxでもMacでも使えます。
上のページでは、練習用のサンプルも用意されているので、やってもらえばわかると思いますが、五分もあれば、「あの手の写真」ができてしまう。衝撃の事実orz

写真も、べつに特別なものではなく、ありふれた風景写真でいい。
空が写ってて、できれば夕焼けや朝焼けで、雲があって、明るいところも暗いところもあるようなのがいいみたいです。
露出を変えた写真も用意する必要なく、GIMPでトーンカーブを下に引っ張ったやつと、上に引っ張ったやつで代用できる(上のページの一番下に書いてあります)。
それで、明るいのと、ふつうのと、暗いのを、三枚。

こうやって作るらしい

Screenshot-Tone Mapping:

詳しくは、上記の英語ページを見てもらうとして、かんたんに作り方の手順をメモっておくと。

1.
Qtpfsguiの「New HDR」をクリックして、「明・中・暗」の三枚を登録。
露出(Exposure)の欄を、明るいのは「+2.00」、ふつうのは「0」、暗いのは「-2.00」に設定。あとはデフォルトのままでnextを押し、ウィザードをfinish。

2.
「Tonemap HDR」をクリックして、「Fattal」タブを開いて、設定はデフォルトのまま、Apply。でいた絵を保存。
同様に「Drago」タブでもApplyして、保存。

3.
できた2枚の絵を、GIMPでレイヤーにして開く。
・Dragoの上にFattalをレイヤーにして、「オーバーレイ、透明度70%」
あるいは、
・Fattalの上にDragoをレイヤーにして、「オーバーレイ、透明度50%」
また、
・Fattalの上にMantiukをレイヤーにして、「ソフトライト、透明度70%」
…とかが、基本らしいです。

SourceForge.net: qtpfsgui » Hints & Tips

いろいろレイヤーを積み重ねて、「覆い焼き」にしたり、「焼き込み」にしたり、「ハードライト」にしたり、…それぞれのレイヤーの明るさやコントラスト、色合いを変えてやったり。
そのあたりをさまざまになぶって、綺麗な絵を作ります。

元の写真も、とくにすごいものである必要はなく、ふつうの風景写真で十分。
冒頭の絵は、元はこの平凡な写真。同志社大学で撮ったもの。
ただ、この手の処理に、合う絵と合わない絵があるようで、うまくいったりいかなかったり。
Flickrのフォーラムに膨大な資料があるので、いろいろ読んでいけば、もっとすごいものを作れるかも。
Flickr: Qtpfsgui


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